東金八鶴さくら便り ~国登録有形文化財 八鶴亭~

千葉県東金市の奥座敷・八鶴亭の日々を綴ります。
春夏秋冬のお料理や楽しいイベント、八鶴亭が皆様の思い出に残りますように

すす竹

2009-07-21 | 平成21年復元工事
大体の形が出来上がってきた外壁ですが
さらにすす竹をはめ込みます。

八鶴亭は、内装に竹が多く使われている事から
石塚さんの案により外壁にも採用となりました。

職人の業が光ります。

すす竹とは・・・
茅葺(かやぶき)家屋の屋根などに使用された竹が囲炉裏の煙によって100年以上燻されたものを言うそうです。云わば竹の燻製です。場所によって燻り具合が異なり独特な風合いを醸し出しています。

今回の改修は、「初期の八鶴館の復元」、「古い物を大切にすること」をコンセプトに、新材は一切使わず、八鶴亭に残っていたもの、又は古材を使用しております。

このすす竹も大変な苦労をかけて調達していただきました。そして、イメージに合わせて何回もやり直しをしていただき、現在の形が出来上がってきております。
数々の我儘を親身に聞いていただき、本当にありがとうございます!

          

明日も楽しみですねっ