朝からリビングで寝転ぶハルを、
おばちゃんは
「グータラやねぇ~」
と、笑います。
甘いのです!!
おっちゃんがお仕事に出かけ、
おばちゃんが二階に上がって、
誰もいなくなったリビング。
ハルは起き上がって、
先ほどからずっと目をつけていた、
テーブルに置きっぱなしのハンカチを咥えて、
隠す所を探しました。
でも、お家の中には、隠す所がありません。
悲しくなって、泣きながら歩いていると、
その声だけを聞いたおばちゃんは、
ハルが寂しがって泣いていると勘違いして、
壁の影から嬉しそうに、
「わっ♪」と、顔を出しました。
で、ハルが咥えているハンカチを見て、
泣いている理由がわかり、
ガッカリしながら、取り上げたのでした。