子糠雨
音も立てず静かに降る糠のように細い雨
目覚めたばかりの若葉は
ひっそりと輝く
(小手毬)
冴え返る日
タンスにしまい込んだ
薄手のニットをひっぱり出して
そっと袖を通したら
ふわふわして温かい身も心も緩みます
(ミニ薔薇)
咲いたばかりの桜の花よ
どうか無事でいてね
桜流しの雨に、ならないで
まだ、あなたとお別れしたくないの
(ジュンベリ~)
どうか。。。
まだ散らないでいて
私が逢いにゆくまでは
雨を浴びて呼吸する
八つ手の艶やかな美しさに心打たれつつ
桜への恋心を
そっと募らせる
雨の降る日
読んでいただき、ありがとうございます