久々の富山遠征に,心が躍りました。
19時半に現地到着。
波は穏やかで,南からほどよい風が吹いています。
駐車場に車は少なかったのですが,もう少し経つときっとホタラーでいっぱいになるのだろうと思いました。
ポイントまで歩き,荷物を下して一息つきます。
今日は思う存分楽しもうと逸る気持ちを押さえながらガイドにラインを通していると,すでに始めていたナカジマンの様子おかしいことに気付きます。
まさかと思い暗闇を凝視すると,開始数投でもう魚を掛けていました。
しかし,ベテランの釣り師には珍しく何やら手こずっている様子なので声を掛けてみると,タモ枠に入らないサイズのシーバスが釣れたようです。
それならばと,自分のネットを持って急いで近づくと,確かにナイスサイズのシーバスでした。
『これは50センチのタモ枠には入らんわな』と思い,横からランディングアシスト。
無事にネットインしました。
(ちなみに,今までにナカジマンのランディングアシストを2度も失敗していましたので,今度こそは失敗できないと実は結構必死でした・・。)
ネットを持ち上げると,体高のある見事なシーバスで,重量感もありました。
「これはホタルイカ,食ってますね」
ナカジマンの一声に,さらに期待感が高まりました。
さっそく手頃な場所に立ち,キャスト。
ファーストルアーは月虫66沈,チャートバック。
そして,数投目にバイト。
我慢できず,思わずフッキング。
しかし,引きの弱さにカサゴ確信。
案の定。
仲間内では,カサゴはマイナス10ポイントという規定があり,まさに外道。
フックを外し,気を取り直して,再キャスト。
カサゴ,再登場。
う~ん,これは一体・・。
どうやら,ナカジマンもカサゴスパイラルに陥った模様。
まさか今日はカサゴデー?という不安を感じながら,ズィークイッドにチェンジ。
ホタルイカジャークなるスローなストップ&ゴーで攻めます。
そんな中,やはりストップのタイミングで強いバイトがあり,条件反射でフッキング。
今までにない強い引きに興奮しました。
手前の根に潜られにようにロッドを上げながら素早く寄せると,嬉しいクロダイでした。
少し,お腹がふっくらしていますね。
再び,ズィークイッドを投げますが,微細なバイトはあるもののヒットまでにはつながらず(きっとカサゴなのでしょうが),その後もいろいろなルアーで試しますが,なかなか釣れません。
そこで,再び月虫に戻し,今度は黒系を投げました。
スローリトリーブから,ナチュラルに速度を上げながら月虫から明確にウォブリングを感じたところで,ステイ。
そしてまたスローなリトリーブから,明確なウォブリングを起こしてからのステイ。
ヒット。
『よく走るなぁ』と思いながら,丁寧にランディング。
その後も粘りましたが,何も釣れず終了しました。
そして,ナカジマンと浜を歩いているとホタルイカを捕獲中のSくんに出会いました。
それならばと,タックルを浜に置き,波打ち際をライトで照らしながらホタルイカを一緒に探しました。
すると,海中に紅色をしたホタルイカを発見。
生まれて初めて生きているホタルイカを見ました。
海中をのん気に漂っています。
気付かれないようにそっと手を近づけて,わしづかみでキャッチ。
恐る恐る指をめくると,手のひらで足2本の先端が青白く光りました。
想像以上のまばゆさに思わず息を飲みました。
それから,3人でまるで童心に返ったかのように夢中になってホタルイカを探しました。
周囲を見れば深夜だというのにたくさんの人が集まっていました。
なるほど,確かにこれはおもしろいと納得。
今回はクロダイ2枚でしたが,今度は腹パンの尺メバルとシーバスをゲットしたいと思います。
そして,今度は小さな網も持っていこうかなと思った花見月でした。