『たら姫』というプレートで
オーダーした。

嬉しそうなタラ。

ルーテシアのスプーン。
その前々日に、
ターチン母からも
デコレーションケーキを貰った。


この前、娘が
ディズニーだったかのキャラクターの
何かをファミレスがコラボしている
ということで行きたがり、行って来た。
多嘉良にとっては、初のお店。
私が学生時にバイトしていた、
ステーキ宮には来てくれたことが
あったし、数年前にも家族で
行ってみたことがあるが…
ファミレスというジャンルだと、
多嘉良が足を運ぶのは
ロイホとデニーズくらい。
デニーズは新潟にないので、
東京に行った時など。
ロイホは、季節ごとのパフェ目当て。
まあ、やっぱりというか
「店内が騒がしくて食事が出来ない」
と言っていた。
ファミレスが苦手なターチン。


私は、レジの所に売っていた
可愛いおもちゃの指輪を
買って貰えて嬉しかった。
こういう指輪、集めたい。

このネイルオイルは、

このネイルオイルは、
一昨年にお会いしたご依頼人様に
頂いたもの。
*その節は本当に有難うございました*
小瓶も綺麗で、金木犀の香りで
お気に入り。
主に旅行に持参していた。
普段は、もっと気軽なネイルオイルを
バッグや部屋に分散して置いている。
大事に使っていたものの、
とうとう使い切ってしまったので
新しいものを注文したら、
なんとローズの香り。
間違えた〜!
が、これもまた素晴らしい香り。

知らなかったコスメを
ご依頼人様から教わったり
頂いたりして、
お気に入りになるものがある。
香水なども
自分で選ぶより同性から選んで
貰うと、なぜかドンピシャだったりする。
口紅の色とか。
女性独自の目線って、あるよね。
10代後半の、まだ似合うものが
わからなくて友達とワイワイしながら
コスメを買いに出かけた時のような、
あの気持ち。
懐かしい気持ちを思い出す。
私は今、日常の中で
よく考えることがある。
〝何者かになるのをやめよう〟
というようなこと。
夫である多嘉良の仕事を手伝っていて、
肩書きは自営になる。
でも、自分で営んでいるわけじゃない。
出来ることをして、
手伝っている程度。
かと言って、
家庭教師と名乗るのも
しっくり来ない。
主婦も違う。
多嘉良も家事を半分してくれる。
本質的な仕事で、
占術師と言っても良いけれど
それでご飯を食べているわけではない。
言うなれば、福祉施設のボランティア
と一緒だ。
というわけで、少し
アイデンティティが迷子になっていた。
こういう、アイデンティティクライシス
ってやつに若い人じゃなくても
悩むよなあ…と。
仕事を辞めた後(定年退職後含む)など。
けれど、何者かになろうとしたり
何者かで在ろうとするから
疲れて苦しむのであって。
適当で良いのでは?
私は化け猫的人間というだけで
良いじゃないか、と思ったら
なんだか、それでOKになった。
生きてりゃ良いじゃん、という境地。
社会的な評価、人から見た自分ではなく。
そこにこだわると、すごく味気ない。
つい昨日(もう一昨日)に
多嘉良の友達に『凄まじく変わっている』
と言われてさ。
直接じゃないよ、多嘉良経由で。
しかもタブレット越しに挨拶しただけよ。
なんか、軽ーくショックだったんだよ。
その人が霞ヶ関で働いているような、
この国でのわかりやすい立ち位置を
持っているからなのかも。
その人から見たら、私は
あまりにも、自由で身軽
だったのだろう。
バカにされたとは言わないのだけど、
『多嘉良の妻で楽していて良いね』
と言われた感じね。
ちょっと被害妄想か。
多嘉良は、
彼が良い意味で言ったのだと
話していたけれど。
でも、多嘉良にしても
既成の概念から離れた生き方を
実践している。
海外の会社に助言して、
効率良く収入を得ていたりする。
投資はともかく、投機は
ほとんどギャンブル。
人からの評価は気にしない、
受け付けない。
それで良い。
というか、
それが良いんだ。
自由であることには
自信が必要。
知恵も必要。
自己責任でもあるから、
自分を守る術が必要。
頑張るぞ。
と、
静かに決意を固める夜中。