🌹のんびりさんのブログ🌹

地方のとある街に住んで、のんびりとナースをしています。スローライフを満喫中。

ERの患者さんの暴力についての一考察・参考文献

2019-10-09 23:33:00 | 日記
『ナースのためのリエゾン〜精神医学へのアプローチ〜』保坂隆(精神科医)著 南山堂

82ページに、症状精神病を引き起こしやすい全身疾患が書かれています。

代謝性脳症(低酸素脳症、低血糖、肝性脳症)

水電解質異常(脱水、水中毒、アシドーシスなど)

心臓疾患(心筋梗塞、うっ血性心不全)

感覚器疾患(白内障、緑内障、など)

詳しくは、この書籍をご覧になって下さいね。

その他、94ページから、各科でよく見られる患者さんの意味不明な言動が、実は処方されている薬などが原因で引き起こされていたと言う精神症状の症例と解説が、分かりやすく書かれています。研修医にもオススメです。


『アルコール依存性を知る!』森岡洋(精神科医)著 ASK

アルコール依存性とは、アルコールをコントロールして飲むことが出来なくなるということですと書かれています。

主な内容は、こちら。

1 アルコール依存性とはどんな病気か?

2 アルコールが引き起こす身体の病気

3 家庭や社会への影響

4 抗酒薬の効果 

5 アルコール依存性者の心理

6 アルコール依存性からの回復

〈アルコール依存性が引き起こす身体の病気〉

1 肝障害  脂肪肝、アルコール肝炎、肝硬変

2 アルコール膵炎  

3 胃腸障害  胃・十二指腸潰瘍、マロリー・ワイス症候群

4 アルコール心筋症  不正脈 突発性呼吸困難 体動時の動悸

早期離脱症候群(飲酒をやめて数時間すると出てくる症状)や後期離脱症候群(お酒をやめて2〜3日目に生じ、大抵は3日以内くらいで消失する症状)などについても書かれています。

これらが一部抜粋ですが、詳しくはこの書籍をご覧になって下さい。この書籍は、医療従事者ではなくても分かる様に書かれています。アルコール依存性と診断される前に、一読をオススメします。

アルコール依存性が引き起こす身体の病気になって入院中だけアルコールを止めれば済む…そんな単純なお話ではないのが、アルコール依存性の怖さです。

長期的にアルコール依存性を放置しておくと40代くらいの若さで、認知症になってしまう方もいらっしゃるそうです。

中学生でも読めると思いますので、入院して酒害教育を受ける前に一読をオススメします。

ご家族や友人・知人や同僚がもしかしてアルコール依存性かなと心配な方も、一読をオススメします。







ERの患者さんの暴力についての一考察

2019-10-09 21:12:33 | 日記
この記事を読んで、ちょっと思ったこと。

最終飲酒時間の確認(アルコール依存症の未治療患者さんも含む)や注射針の跡等の確認(薬物依存症の未治療の患者さんも含む)や、何らかの精神疾患の確認(未治療の認知症や統合失調症等)や、身体疾患による意識障害の有無の確認(身体合併症)と内服中の薬の確認はなるべくした方がいいですね。

ただ、救急隊員からもらえる情報には限りがあるし、ERに着いた時点で既に会話が不可能だったら、これらの情報を医師や看護師らが聴取することは難しいのも分かるけれども。

未治療の精神疾患の早期発見は、かなり難しい点もありますが、ポイントを押さえれば、早期発見出来る医師もいらっしゃると思いますが。

内科や整形外科等の精神科・心療内科以外の科に通われている患者さんの診察を外来でしている医師が患者さんの精神症状をそういう性格の人だと判断して、精神疾患の発症に気づけないことが、往々にしてあります。

そこで各科の医師に、精神疾患のきちんとした知識があれば、精神科にリエゾンコンサルテーション出来るのですが。精神疾患は早期発見は、精神科医の中でも難しいので、内科や整形外科等の一般科の医師ならば気づけなくても仕方がない部分もあるかもしれませんね。

医師や看護師等の医療従事者でも、精神医学の知識がなくて、リエゾンコンサルテーションを知らない方々も多々いらっしゃると聞きます。

このニュースのERで暴れた患者さんがどういう事情や病状で暴れたのかは知りませんが、精神科以外の各科の医師や看護師らを含む医療従事者にも、精神医学の知識やリエゾンコンサルテーションも浸透して欲しいなと、しみじみと思いました。

精神疾患の診断名のついていない患者さんの暴力の原因を追及することは、勿論容易なことではありませんが。

このケースは、24条通報だったのかしら。現場には、精神科医(精神保健指定医あり)がいたのかな。



エアロビクス

2019-10-09 13:33:00 | 日記
アラサー時代に、週3日でスポーツジムに通っていました。

アクアビクスやヨガなどの様々なプログラムに挑戦しました。

その中でも、忘れられないのがエアロビクスです。

先生の真似をして踊っているのですが、鏡に映る私だけキレが悪くて盆踊りみたいでした(笑)。

どれだけ必死になって踊っても、盆踊りだったので挫折しました。

そして、アクアビクスを頑張りましたが、体重は減りませんでした。

痛い思い出です(涙)。