お母さん・・・パート２

障害福祉サービスが、予想外にかかってしまい、
自己負担の上限が4600円となり
(年少者扶養控除廃止の考慮をしても、住民税の所得割は0になっても均等割りは残った)
実際に使うサービスを考えると
移動支援が3680円、
居宅・日中一時支援・短期入所・放課後等ディサービスの合計4600円の
8280円はかかってしまう。毎月。

そういう痛い出費で家計を見直しして、
ガソリン税の還付とタバコを止めれば何とかなる、という計算になっているが、
私が真っ先に削るのが、帰省費だ。

だいたい私とプチ姫が二人で北海道まで行く思いをしたら、
母親にお金を渡して来てもらった方が安いのだ。

母ももう数年で後期高齢者になる。
元々自分の実家(金沢)に帰らなかった人である。
父親が帰さなかった、というのもあるが、自営業のせいもあり、腰が重い。
この母親自身が帰省しなかったことが、私の大義名分にもなっている。

「お金を渡すから、金沢に行っておばあちゃん(母の母)の墓参りするでも良し、
東京来るでも良し、好きにしな。
今、来ないと、後期高齢者になったらしんどくなって飛行機なんて、乗れないから」
という話をすると

断っておくが、私から話はしようとは思ったけど、していない。
毎週火曜日はプチ姫が電話するのだ。
その電話で母が「ママに代わって」と言ったから代わって、こういう話をしたのだ。

たまたま昨日は私の誕生日。
よく覚えていたモノだ。(子どもの誕生日を覚えない人だった)
「誕生日、おめでとう。」から、そういう話になった。

そしたら、すんなり、
「分かった、行くよ。元々1回はプチ姫ちゃんの学校とか行きたかったし。」となった。

渋るかと思っていた。

そして、意外なのが、私、嬉しいのだ。

もっと恨みつらみが出てくると思ってた。
「エレクトーンのコンサートに来てくれなかった。
ブラスバンドも来てくれなかった。
テニスの試合も来てくれなかった。」というあの日、この日の積年の恨み・・・
それはそれで、忘れていないし、思い出したのだが、

私、何故か、ルンルンしている。

トシを取ったからだろうか？？？

お母さん、やっぱり大好き。
(分かり合えないのは分かっているが)

「私のブラスバンドは来なかったくせに、孫の音楽祭は来るのかい？」
と腹立つと思っていたが・・・

私は未だに母親を求めているんだな。