生活保護の記事ふたつ

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013051402000144.html

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013051402000141.html

まあ、どっちも今更・・・という感じがする。
申請時の書類で『資産状況』や『扶養義務調書』など
確かに書かなくてもいいのだが、
結局は申請後の調査で、必要となる。
そのため、最初から本人に協力してもらえればスムーズだ、というもの。

記事に書かれていないけど、
そんなものを申告しないで、行政が全部調べていたら、
結果を出すのにずいぶん時間がかかっちゃうけど、それは、いいの？

大学入学の件もねえ・・・

ただ、こうやって、大々的にアピールすると、
「生活保護で大学に行こう！！」となるのではないか？
何故、生活保護受給者だけ？？？

まあ、統計なんかを見れば、分かると思うが、
母子家庭の平均年収は220万とかそんなモノで、大学進学可能な金額ではない。
しかし、生活保護費の多分、ひとり親家庭の平均はそれより、ずーっと多い。
先日も朝日新聞の記事で月29万(子ども二人いる母子家庭)が、
かなり、セレブな暮らしだと話題になったばかり。
だったら、保護を受けた方がお得、となってしまう。

まあ、日本人。
真面目で勤勉な性格とお国柄。
だからといって簡単に全員『生活保護申請』とはならないだろうな、きっと。

生活保護の枠にとらわれる必要はないんだよ、きっと。
医療費もそうだけど、何も生活保護の人だけ、「ジェネリック薬品を使え」ではなく、
国民全員そうすればいいんだよ。
大学も国民全員が経済的な理由は無関係で
大学に進学しやすくすればいい。

まあ、成績が優秀である必要はあるが、給付型の奨学金とかさ、
お礼奉公付きの奨学金とかさ。
たとえば、保育士になって5年勤務すれば返済免除とか、
看護師じゃなくても特定の資格を生かして仕事をする方は
みんな5年働けば返済免除にすればいい。

生活保護だけで議論しないで欲しいんだよな。
生活保護は他法・他施策優先なんだから、他法・他施策を充実させれば、
生活保護も充実するし、
生活保護を受けていない国民だって、サービスを受けれるから。

今だって、経済的理由で大学に行けない子はごまんといる。
生活保護世帯だけじゃない。
だったら、国民全員の生活・大学進学問題と考えればいい。
奨学金制度だって、あれだけ、問題になっているのだから。