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ペレアスとメリザンド10

ロマン派から印象派への過渡期

同じ方向性を持つ新進芸術家がグループを組み
仲間内で決めたルールに則って
創作活動を行なっていた時代

象徴主義
symbolism


きちんと定義されています。

観念的 idéiste,
象徴的 symboliste
総合的 synthétique
主観的 subjective
装飾的 décorative
であること。


私にとっては一つ一つ理解に少し時間がかかる定義ですが
つまり
共通項を前提とした個人の既存概念により処理される感覚を尊重する思考・思想



「ペレアスとメリザンド」は
「トリスタンとイゾルデ」や
「ワルキューレ」のジークリンデとジークフリートの類似性が語られますが、

象徴主義の扱う題材は
禁断の愛、嫉妬、悲劇、恐怖心
ですので


ヴァグネリアン云々以前に
扱うストーリーが象徴主義なので当然ですね。



ゴローの理性のない暴力や計画的な殺人は後の怪奇小説のオペラ化
「アッシャー家の崩壊」への前哨とも捉えられます。

ペレアスとメリザンドは
印象派以前から後のスタイルへの
橋渡しが如実に見て取れます。
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