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ゴローがペレアスに
メリザンドが身籠っていることを告げるシーン
オーケストレーションはメリザンドのテーマに平行音程でハモっています。
ペレアスのテーマである音程らしき物を含みつつ。
ということは???
メリザンドが塔から垂らす髪に埋もれるペレアスのシーンで
お互いの呼び合い方に変化が見られます。
「塔の中は暑くって!」
と言っていることから
(メリザンド達が到着した春から「此処にも夏は来る」、「暑い日中は...」
とシーン毎に季節の移ろいも感じさせていて
急な時間軸の変化も感じられないの)おそらく季節は夏。
6/21 以降
6、7月。
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tutoyer
ペレアス「君(メリザンド)、綺麗だね!」
メリザンド「君(ペレアス)のそばに...」
いつのまにか親密な関係になっています。
フランスの上流階級では
「vousvoyer」
両親に対して、「お父様・お母様」
夫婦関係においても、「ご主人様」
(今でも厳格な家庭では両親に対して「vous」で話します。)
ペレアスとメリザンドも泉で戯れるシーンや洞窟を見に行く場面ではまだVousvoyerでした。
5幕最後に早産してしまいますが
「もうすぐ冬が来る」
というメリザンドの言葉によると12月中旬頃
ペレアスの子供である可能性が...??