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赤き死の仮面

4月23日はサンジョルディの日!

スペイン・カタルーニャ地方で始まった、守護聖人サン・ジョルディを祀る日で、女性は男性にnote本を、男性は女性にitem2赤いバラを贈りあうという慣わしがあります

日本もこれにちなんで10年ほど前から「本の日・サンジョルディの日」として春の読書週間が開催されるようになりました

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ミシュリーヌ・カーン
彼女の名前無しにはハープを、そしてフランス音楽を語ることはできないほど重要なハーピスト

ダブルアクションペダルを見事に操る名ハープ奏者として19世紀初頭のフランス音楽界に強い影響を与えました

友人でもある作曲家キャプレの自宅の楽譜棚でミシュリーヌ・カーンが偶然「オーケストラのための断章」を発見します

その作品は一度オーケストラで演奏されたものの失敗に終わり本棚に眠っていたのでした

ミシュリーヌ・カーンが楽譜に目を通し、その素晴らしい音楽に感銘を受け、彼女の希望によりキャプレがハープと弦楽四重奏に編曲しました

曲のタイトルは「赤き死の仮面」

衣里の大好きな曲。あまりにも素晴らしい曲なので初めて聴いたときはまるで雷に打たれたかのような衝撃をうけ、1週間くらい聴き続けました。
いまでも聴くときはちょっと要注意exclamationエモーションが落ち着くまで2~3日かかります・・・

そのもとになった作品はエドガー・アラン・ポオの短編小説「赤き死の仮面」です
日本の推理作家、江戸川乱歩は、アメリカの推理・怪奇小説の文豪エドガー・アラン・ポー(Edgar Allan Poe、1809年-1849年)をもじって名づけたことは有名。

その当時はボードレール、ステファヌ・マラルメなどの象徴派の詩人たちのポエムからインスピレーションを受けてオーケストラ、器楽、歌曲などのために作曲することが流行っていました

オーケストラの初演で失敗に終ったというのも、キャプレの作品の持つ芸術的価値や完成度によるものではなくて、当時の風潮・神秘的情調にに酔いしれていた時代には怪奇サスペンス的要素をふんだんに盛り込まれた曲が少し違和感のあるものに感じられたからなのかもしれません。


常に次何が起こるかハラハラドキドキ!日本語訳も出ているので読んでみてください!色彩の描写が巧みでとても鮮やかな映像が鮮明にイメージできるので、すんなりとお話の世界に入り込めます



録音についてはまた後日ご紹介しま~すcd

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コメント一覧

えり
初めてこの作品を生で聴いたときのこと…
演奏前に俳優さんがドラマティックに赤き死の仮面を朗読されました
それだけで会場はすでに興奮状態!
皆、忘我の状態で聴き入りました!
京響に入って団員の方から日本語訳のこの本をいただきました
10ページほどのショートショートなので、大切に一日2~3ページずつ読んだのを思い出します

ぜひ キャプレの作品を生で聴いていただきたいので近々演奏したいと思います
その際は是非いらしてくださいね!
praetor_gaius
http://orange.ap.teacup.com/praetor_gaius/
こんばんは♪

>エドガー・アラン・ポオの短編小説「赤き死の仮面」

ポーは岩波文庫の短編集をもっているので、ちょっと探してみようと思います♪
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