今回、カローラ クロスが一部改良!パワートレインの刷新をはじめ、コネクティッドナビ対応の最新ディスプレイオーディオの採用、そして、運転支援機能や機能装備のアップグレードが実施となりました。
トヨタ・新型カローラ クロス Z(1.8L ハイブリッド車・E-Four)
>>ボディカラー:スパークリングブラックパールクリスタルシャイン〈220〉(メーカーオプション)
エクステリアは今回の一部改良で手が加えられていまして、ハイブリッド車は、従来、トヨタエンブレムにハイブリッドを印象付けるブルー色のグラデーション加飾(シナジーブルー)が施されていましたが、今回の新型より廃止され、ガソリン車と共通となりました。特に、ハイブリッド車では、リヤのトヨタエンブレム内のベース部が無くなりますので印象がガラリと変わりますー。
同時に、バックドア右側に備わっていました「HYBRID SYNERGY DRIVEエンブレム」は、今回、デザインが一新されまして「HEVエンブレム」に変更されています。ちなみに、HYBRID SYNERGY DRIVEエンブレムは、2003年に登場した2代目プリウスから採用され、HEVエンブレムは2023年の5代目の現行プリウスより採用されています。
運転支援システム「Toyota Safety Sense」の機能も進化しまして、今回、フロントガラス上部に取り付けられている単眼カメラユニットも変更されています。プリクラッシュセーフティでは検出対象範囲が拡大!新たに、交差点での出会い頭時の検知に対応(交差点に進入する際に、交差する車両と自動二輪車に対応)となったほか、昼間では「自動二輪車」も検知可能になっています。また、最新の青信号に切り替わったこともしらせてくれる「発進遅れ告知機能」も追加されています。
今回の一部改良では、ブラインドスポットモニター[BSM]装着車に、新たに「安心降車アシスト[SEA] 」が追加されています。→ブラインドスポットモニター用の後方レーダーを用いて検知し、停車中に接近してくる車両や自転車の存在を乗員に知らせてくれる機能(乗降時の事故を予防)です。
そして!「ドライブレコーダー(前方)」が全グレードで標準装備となったのもポイントで、ディスプレイオーディオ内での操作も可能です。このほか、歩行者の横断などを先読みし運転操作をサポートしてくれる「プロアクティブドライビングアシスト(PDA)」や、ドライバーが急病などで運転が困難になった場合に、異常を検知し車両を車線内で自動的に停止させる「ドライバー異常時対応システム」も新たに採用となりました。
最上級グレードの「Z」には、新たに「フロントオートワイパー(雨滴感応式)」が採用されています。ワイパースイッチも変更となりまして、AUTOポジションが新たに設定されています。→レインセンサーは、フロントガラスの単眼カメラ右側に備わります。
パワートレインも進化していまして、1.8L ハイブリッド車では、電動モジュールが刷新され、出力&トルクの大幅な向上が図られています。搭載されているエンジンは従来モデル共通ですが、フロントモーターは「1VM」型に変更(従来は1NM型)となり、モーター単体の最高出力は従来比+17kW(+23PS)の70kW(95PS)、最大トルクは従来比+22N・m(+2.3kgf・m)の185N・m(18.9kgf・m)に!
特に、リヤモーター(1WM型→1MM型に変更)は、大幅に動力性能が向上していまして、最高出力は+24.7kW(+33.8PS)の30kW(41PS)、最大トルクは+29Nm(+2kgf・m)の84N・m(8.6kgf・m)と高出力化!そして、電気式4WDシステムの「E-Four車」は、駆動用バッテリーが変更となりまして、従来のニッケル水素電池から「リチウムイオン電池」に変更されました(2WD車は従来よりリチウムイオン電池を搭載)。
※ちなみに、一部改良後モデルは、スマートキーのデザインが変更されています。
←新型カローラ クロス Z@インテリア
インテリアでは、最上級グレードの「Z」のみですが、新たにフル液晶化されたメーターパネル「12.3インチTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ」が採用となりました。他モデルでも導入されはじめていますが、こちらも0眼、1眼、2眼の3タイプのメーターデザインが設定から選べるほか、4つのテイスト(Casual/Smart/Tough/Sporty)が用意されています。
ドライブモードの切り替え時には、カローラ クロスが登場するアニメーションが表示される機能も備えています。ハイブリッド車では、3モード設定となっていますので、Normalモードはグレー色、Ecoモードはグリーン色、Powerモードではレッド色に、バックカラーが異なります。→4WDシステムの動作状況等のアニメーションもメーター特性に合わせデザインが変更されています。
このほか、エンジン始動/停止を行う「POWERスイッチ」は、従来のブルー色からガソリン車同様の「ブラック色」に変更されています。また、クルーズコントロール操作スイッチの「配置」と「アイコンデザイン」が変更されていまして、特に、丸型のリング内には機能スイッチが1つ追加されています(従来は3方向、新型は4方向にスイッチ機能有り)。
今回、大きな変更としまして、コネクティッドナビ対応の最新式のディスプレイオーディオが搭載された点です!ディスプレイも大型化されまして、こちらの標準装備の仕様で7インチ→「8インチ」に、メーカーオプション仕様の9インチは「10.1インチ」に拡大されています。ちなみに、画素数も従来の38万画素から98万画素と、より高精細な「HDディスプレイ」が採用されていますので注目ですー。
こちらの最新式のディスプレイオーディオは、「センター通信型コネクティッドナビ」に対応しています!エージェント機能や車内Wi-Fi、専用スマートフォンアプリ「My TOYOTA+」による車両情報の確認も可能に。最新仕様では音声認識機能が充実しているため、ルーフに備わるの音声マイクが従来の1個から2個に(助手席側が追加)。→コネクティッドナビは5年間標準付帯(T-Connectの契約が必要)しています。
ディスプレイオーディオが最新式に変更されたと同時に、USB端子も従来のType-Aから「Type-C」に変更されています。後席用に関しましては従来、左右分割式のカバーが備わっていましたが新型ではカバー無し仕様となりました。そして、ETC車載器が一部グレード(ハイブリッド車のG、Z、ガソリン車のZ)で標準装備化されたのもポイントです(展示車両に備わっているETC2.0ユニット(VICS機能付)はメーカーオプション)。