今回、ティグアンがマイナーチェンジ!エクステリアデザインが刷新され、最新世代のパワートレインの導入や最新世代の安全装備の採用、そして、デジタル化された最新装備も導入され、機能も充実されました。
フォルクスワーゲン・新型ティグアン 導入記念特別仕様車「TSI First Edition」
>>ボディカラー:オリックスホワイトマザーオブ―パールエフェクト
新型ティグアンは、グレードも一新されまして、ガソリンモデルのみのラインアップとなり、通常モデルとして、スタンダードな「TSI Active」、装備充実仕様の「TSI Elegance」、スポーティな内外装仕立ての「TSI R-Line」の3グレード、そして、高性能スポーツモデルとして「R」が設定されています。→フロントデザインの変更に伴い、全長は4515mm(従来モデル比+15mm)に拡大。
新型ティグアンには、上記グレードの他、マイナーチェンジ後モデルの導入を記念した特別仕様車「TSI First Edition」も同時にラインアップされていまして、「TSI Elegance」をベースに、通常モデルでは設定の無い専用ボディカラー(ジンジャーブラウンメタリック)や専用レザーシート、19インチアルミホイール、電動パノラマスライディングルーフ等が備わり、特別感漂う1台に仕立てられています。
新型ティグアンの特徴としまして、フロントデザインの刷新があります。こちらの新型では、従来モデルから継承される水平基調デザインに、グリルやヘッドライトのパーツ構成に滑らかな曲面/曲線を用いたデザインを取り込まれ、下方向に広がったことにより、より躍動的な表情に進化しています。凹凸感が従来よりも抑えられ、シンプルなデザイン構成となったのもポイントです!→グリル内のフィンに配されています凹凸は下側から向かって2本目にのみに施されます-。
同時に、ボンネットパネルも刷新となり、プレスラインが一新されています。意外と気付かないデザイン変更ですが要チェックです!こちらは、従来モデルではグリル中央に向かって片側2本のプレスラインが平行に配されていましたが、新型ではヘッドライトとグリルのつなぎ目に向かってV字型にプレスラインが配置されています。また、フロントグリル上部には新たに横方向のプレスラインが配され、よりフラットな面部分が広くなりました。
そして、ヘッドライトデザインも一新されており、今回、新たに「LEDマトリックスヘッドライト“IQ.LIGHT”」が導入されています。こちらは、フロントカメラで対向車等を検知し、マトリックスモジュール内の32個のLEDを個別にON/OFFを切り替えて、周囲に眩しさを与えずに最大限の照射を可能としています。ダイナミックコーナリングライト機能のほか、流れるように点灯する「ダイナミックターンインジケーター」も採用に!
ちなみに、ヘッドライトユニット上側がフロントフェンダー側まで伸びる形状となったことで、躍動的なデザインとなったとともに、L字型のLEDクリアランスランプが片側2個配置され、最新のVWに準じたデザイン性も備えています-。また、フロントフォグランプはヘッドライト内に機能が付帯されたことで廃止となり、バンパーコーナー部分には、ロアグリル下部まで覆うハイグロスブラック加飾が備わります。同時に、フロントフェンダーもヘッドランプの形状変更に伴い一新されていますのでこちらも要チェックです!
そして、ナンバープレートベースも注目でして、新型ではロアグリル内に配置されていたフロントカメラがナンバープレート上部に配置!その為、フロント側のナンバープレートベース(ブラックの樹脂製)が大型化され、ナンバープレートも下部に若干移動しています。ロアグリルも大型化され、バンパーコーナー部まで広がる形状となりました。ちなみに、こちらの1st Editionは標準系グレードですので、フロントバンパー下部にはスキッドプレートデザインが採用されています。
パワートレインも今回刷新されていまして、従来の1.4TSIエンジンから、新たに「1.5TSI Evoエンジン」が搭載となりました。出力とトルクの数値は変更はありませんが、ディーゼルエンジンが未設定となったことで、4気筒直噴ターボガソリンエンジンのみのラインアップに(Rを除くと、通常ラインアップでは4MOTIONモデルは未設定に)!こちらの1.5TSI Evoエンジンには、気筒休止(エンジン負荷が小さい場合に2気筒を休止)を行うことができる「アクティブシリンダーマネジメント(ACT)」も採用されています。
【スペック】■最高出力:110kW(150PS)/5000-6000rpm■最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1500-3500rpm■JC08モード燃料消費率:15.5km/L■WLTCモード燃料消費率:14.3km/L(市街地モード:11.4km/L、郊外モード:14.4km/L、高速道路モード:16.1km/L)■Start/Stopシステム■ブレーキエネルギー回生システム■7速DSGトランスミッション■駆動方式:前輪駆動
今回、サイドビューも細かな変更が実施されていまして、Bピラー部には新たに「Volkswagen」のレタリングが採用され、クロームメッキ仕様のフェンダーアクセント(標準系グレードでは初採用で、さらに、ドア側まで伸びた大型化されたデザインに!)も追加されています。足元には、First Edition専用の「19インチアルミホイール(5ダブルスポーク:235/50R19モビリティタイヤ)」が装着されていますのでこちらも要チェックです-。
そして、リヤコンビネーションランプも最新モデルに準じたデザインに変更されていまして、凹凸感のあった立体的なレンズ形状からフラットでシンプルなレンズ形状に変更されています。ウインカーランプがユニット上部に移設され大型化されたことで、新型では流れるように点灯するダイナミックターンインジケーターも新たに採用に!テールランプ部は逆L字型レンズが3個ずつ配置され、ダークレンズにより引き締まった印象に進化しています。ちなみに、サイド部には、”IQ.LIGHT”ロゴが備わります。
この他、リヤエンブレムも今回刷新されまして、最新のVWエンブレムが導入され、新フォントが採用された車名のTIGUANエンブレムがVWエンブレム下部に配置されています(パワートレインエンブレム、環境性能ステッカー、Imported by Volkswagen Japanステッカーは非装着)。リヤバンパーも一新されていまして、上部のリフレクター部が左右繋がるデザインとなり、下部にはマフラーエンド風のクローム加飾が奢られています。→マフラーレスデザインとなったのもポイントでして、エキゾーストシステムも形状変更されています。
←新型ティグアン 1st Edition@インテリア
インテリアも新デザインが取り入れられ、新VWロゴが表示されるデジタルメータークラスターは、最新モデルに準じ、VIEWボタンを押すことでアナログメーター表示を非表示にすることが可能となっています。また、意外と朗報なのが、メーター上部に表示される「デジタル時計」も今回より復活しました!→TSI First Editionには「専用デコラティブパネル」が特別装備として装着。
最新のステアリングホイールが導入となった点も注目!新VWエンブレムが採用となり、ステアリングスイッチ類も一新され、今回、同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”用の“Travel Assist”ボタンが追加されています。また、ドライバーがステアリングを握っていることをシステムが認識する為のタッチセンサーが車軸感知式から静電容量式センサーに変更されたことで、従来モデルよりも認識感度が向上しています。
ちなみに、新型ティグアンに初採用された同一車線内全車速運転支援システム“Travel Assist”は渋滞時追従支援システム“Traffic Assist”に加えて、前走車との車間距離と走行レーンの維持をしてくれる機能が追加された最新のドライバーアシストシステムです。→“ACC Adaptive Cruise Control”、“Lane Assist”車線維持システムをベースに機能が進化-。
常時コネクティッドの新世代インフォテイメントシステム"Ready 2 Discover"および"Discover Pro"が新たに採用となりまして、eSIMを内蔵する通信モジュールが標準搭載され、オンラインサービス“We Connect”や“We Connect Plus”が利用可能です。今回、USBポートが変更(Type-Cが採用!)され、同時に、ダッシュボード内のCD/DVDプレーヤー(SDカードスロットも含む)及びTVチューナーが非採用となりました。
そして、臨場感あるサウンドを実現した「プレミアムサウンドシステム”Harman Kardon”」が新たに設定(1st Editionは標準装備)されたのもポイントです!9つのラウドスピーカーとサブウーファーで構成され、 総出力480W 16チャンネルデジタルアンプが搭載されています。また、エアコン操作パネルも注目でして、従来モデルでは、物理的なダイヤル+ボタン式となっていましたが、新型では、デジタル化され、タッチパネルとスライダーで構成されるタッチ式に変更されています。パネル面は、光沢ブラック仕上げとなり、3つ区分(物理的な操作部、作動状況表示&風量調整、温度調整)に分けられてスイッチが配置されています。
シフトパネルも今回変更となっていまして、従来シフトパターンが明記されていたパネル部分までシフトブーツで覆われ、新デザインのシフトノブが採用されています。→シフトノブ上部は光沢ブラック仕上げとなり、上側にはシフトパターンが明記されました。ちなみに、TSI Elegance及びFirst Edition、R-Lineには、ドライビングプロファイル機能が備わりますので、シフトパネル右下側に「MODE」スイッチが追加されています。
後席では、エアコン操作パネル下部に備わるUSB電源用ポートが、前席用のものと同様に、最新の「Type-C」に変更されていますのでこちらも要チェックですよ~!こちらのFirst Editionでは、専用デコラティブパネルが備わりまして、マットなウッド調が採用となる他、アクセントカラーで「ノワゼット(=ブラウン系カラー)」が配され、ラグジュアリーな雰囲気が漂います。シートもFirst Edition専用となる「専用レザーシート(ノワゼット/チタンブラック)」が採用に!
安全装備も充実していまして、緊急時停車支援システム“Emergency Assist”がフォルクスワーゲンの日本向けモデルで初めて採用となります。ドライバーが運転操作を行えない状況を検知すると、(1)警告音と警告表示→(2)ドライバーによる運転操作が再開→(3)ハザードランプとブレーキランプの点灯、ホーンを鳴らし周囲へ知らせる→(4)同一車線内で減速かつ停車、までを行ってくれます。事故を未然に防ぐと同時に事故被害軽減を目的としています。
今回のマイナーチェンジでは、安全装備の充実化のみならず、快適性も向上が図られていまして、「助手席パワーシート(前後/高さ/角度/リクライニング)」が新たに設定されたのもポイントです。従来モデルでは助手席側は非設定でして、今回、新採用となり、標準系グレードでは、このFirst Editionのみの設定(特別装備)で、R-Lineはオプション、Rは標準装備となります。
ラゲッジフロア下も実は注目でして、新型ティグアンでは、スペアタイヤが一部グレードで標準搭載となりました。TSI Elegance(TSI First Editionを含む)及びTSI R-Lineのみの設定で、モビリティタイヤ装着車にも搭載されます。ちなみに、TSI Active及びRはタイヤ応急修理キットが搭載されています。※アダプティブシャシーコントロール”DCC”は、First Editionに特別装備。通常ラインアップでは、R-Line(オプション)及びR(標準装備)のみの設定となりますので、標準系グレードでは唯一の装着!