作家 氷室 瑠璃 

ひまわり畑は脱原発の象徴 。
世界中の核廃絶を願い執筆活動中!
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《回覧板》母子疎開、【ハイジプロジェクト】それから~

2012-02-16 10:55:31 | ハイジプロジェクト それから~


  【ハイジプロジェクト】それから~ 1話


ハイジプロジェクトは、岡山県北へ「氷室家」が移住し、現在ホテル(ペンション)を購入、

そこで母子疎開者の一時避難の受け入れをする。小さなホテルですから、当面の生活に

必要なものは全てそろってい。なにより蛇口をひねれば、天然の湧き水が呑み放題!


そこで出された一杯のコーヒーの深い味わいを忘れる事はできません。


ハルとモモを引きつれ、何度も訪れオーナーさんと交流を深めるうちに、家族で移り住み、

自給自足に近い生活への夢と憧れが果てしなくふくらんでゆきました…


ここでホテルの説明を少し…


その建物は、緑の木々に抱かれ、ヨーロッパの御伽噺に出てくるような、しゃれた洋館です。

館内は美しく整えられ、すばらしい家具と、奥様手作りのフランス風家庭料理でもてなされます。

オーナーは、オートマター(からくり)おもちゃ作家で、世界的に有名なN氏。

一昨年前、夢半ばにしてN氏はこの世を去りました…

そして、現在は売却物件となっています。


Nさん一家は、ペンション経営暦30年余り…

ある日突然N氏が、

「山へ行こう!」

狼狽する家族を従え「福島」へ、奇しくも、そこがが最初の地となりました。

そして、白馬、岡山と…


【ハイジプロジェクト】は、

① 母子疎開支援

② 環境保全(水源とその森をを守る)

③ 新しいエネルギー研究の拠点に…

④ 食べ物とエネルギー自給自足


試行錯誤しながら企画を練っていました。売買金額(建物、山)総額¥3、300万

自己資金を作るため、銀行融資、国金、自己資産の売却、近隣での再就職(ハル)活動…

ありとあらゆる事を試みるも… 立ちはだかる壁は、余りにも高すぎた…


「戦いすんで日は暮れて、夢は荒れ野を駆け巡る……」

                            続く

 第2話からは、金策の苦労話、資産売却にまつわるetc… ハイジ計画の全貌などです…

                                     お楽しみに! 瑠璃








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