26.1.19(日)
朝、新聞をとりにいくと、めずらしく雪が舞っていた。先週末に入り込んできた寒気が、吐く息を白くさせる。
雪など滅多に降ることがない地方である。こんな寒い朝は、道後温泉の熱い湯に浸るに限る。
寝ている家族を起こさないように(見つからないように)、そっとドアを開けて道後温泉に向かった。
早朝の石手川沿いを上流に向かってを車で走っていくと、川沿いの緑地帯では、散歩やジョギングなどをする人を見かける。
まず湯神社を参拝する。湯神社は景行天皇が皇后八坂入姫命とともに当地を行幸した際、道後温泉の守護神として鷺谷の大禅寺の前に創建されたと伝えられる。
続いて伊佐爾波神社を参拝。
道後駅
坊ちゃん列車と市内電車。
商店街
からくり時計と足湯。
椿の湯。その昔、聖徳太子が行啓されたとき、椿が枝をさしかわすように生い茂っている当時の温泉郷の見事な光景を、まるで天寿国にいるようだとたたえていて、この聖徳太子のことばに起源をもち、その名がつけられたものである。本館に比べ、地元の利用者が多いと思う。
道後温泉本館。日本三古湯のなかでも文献上最も古い温泉と言われており、実に約3000年の歴史を有している。
三層桜のどっしりとした風格のある姿。国の重要文化財にも指定される日本一の共同浴場。
本館で入浴。男湯には東の湯と西の湯がある。温泉マイスターに聞いてみると、昔の男湯と女湯だそうだ。現在の女湯は、湯船の外の床に砂を敷き詰めた砂風呂だったとのこと。
からくり時計が伸び上がって、坊ちゃんとその仲間たちが賑やかに、時を知らせる。
そろそろ、家に帰ろう。
起きて待っているかな?