25.5.25(土)
朝ごはんを食べていると、やっこさんが「今日、さわと幼稚園のレクバレーに行くけん、朝から車使うよ」
「あっ、そうなん、ええよ」と返事はしたものの、
<何っ?朝から二人ともおらんの?チャンス☆>
ラックから「大人のバイク旅 瀬戸内四国」を探し出し、ページをめくる。
「最後の清流四万十川」「早朝の沈下橋」「リバーツーリング」などなど、記事を見ながらルートとテーマを決定した。
今日のテーマは<四万十川沈下橋ツーリング>
やっこさんが洗濯物を干している間にするりと部屋を抜け出し、マンションのバイク置場に向かう。バイクカバーを外すと、ST4Sの汚れた車体が出てきた。
セルを回してみるが、カッ、カッと音を立てるだけ。冬場はほとんど乗らないので・・・。やっぱりダメか・・・。
しかし・・・・、
「あきらめない、あきらめない」という先週のさわの呟きを反芻しながら、いったん部屋に戻る。
「今日何時に出るん?」とやっこさんに聞くと「8時半頃」との返事。あと30分しかない。急いで再びバイク置場に戻り、ドカを押し、D5のフロントにつける。完全にバッテリーがあがっており、時間がかかりそう。ブースターケーブルを接続し、充電開始。毎年冬山へと駆り出すD5には、寒冷地仕様のバッテリーを搭載しており心強い。
こんな時に備え、バイクハウス阿部の山本さんが、前回車検時にバッテリーから充電用の端子を引いてくれている。ありがとう。
充電している間、濡れたタオルでカウルを掃除する。イタリアンイエローがよみがえり、青空とのコントラストが映える。
しばらくすると、2階からレクバレーの準備を終えた二人が「パパー、何しよん~?行くよぉ~」と階段を降りてきた。
タイムリミット。
セルを回してみる。
「キュルルルル」という音と同時にアクセルをグッと開けると、Lツインの「ドドドドドッ」という爆音が、マンションの壁を伝い、そのわずか上空を着陸のため大きく旋回するボーイングのエンジン音を掻き消しながら、快晴の空に駆け上がっていった。
「よしっ、いける。大丈夫」出発だ。近所のスタンドでハイオクを入れる。イグニッションを一度切れば、再びエンジンがかかる可能性はゼロに等しい。エンジンをかけたまま予備鍵でタンクを開け給油。同じくエンジンをかけたまま、空気圧を2.3㎏fに前後のタイヤをセットしてもらう。
伊予ICから松山道を南下し、三間ICで降りる、道の駅三間に到着。もうそろそろ充電も大丈夫だろう。
道の駅三間には「畦地梅太郎記念美術館」がある。300円。入館する。残された作品は山や山男をモチーフにしたものが多い。登山の本も多く残されていることが分かった。
再現されたアトリエにはかんじきや飯盒もあり、山男に親しみを感じた。
愛媛のかんきつ
写真は、道の駅三間で会った、四国ツーリングを楽しんでいらっしゃる京都から来たハーレーのお二人。
鳴門自動車道から徳島に入り、キャンプ場やホテルに泊まり、約2週間の日程で四国を廻るそうです。何ともうらやましい。定年退職したら、私も時間をかけてゆっくり北海道ツーリングしたいな。でもまだ14年以上あるよ。いや19年か?
お二人の≪キャンプツーリング≫いいな、私も目指しているところです。
テントやシュラフなどヘビィな装備を積んでいるはずにもかかわらず、すべてきれいにパニアケースなどに収納されており、ハーレーもピカピカ、長旅の疲れなどまったく感じられないジェントルメンのお二人でした。
「引き続き四国ツーリング楽しんでください。」
長生の沈下橋へ
無人駅JR半家駅
ふるさと交流センター。ここで、みそにんにくラーメンの昼ごはん。
ここのキャンプ場は一面芝生で綺麗。夏にはこどもときたいね。
予土線鉄橋と三島沈下橋
帰りに雲の上温泉に入った。とってもいい温泉です。
19時に帰宅。
大阪から来ているお遍路さんに道を教えてもらったりと、とても楽しいツーリングでした。