虚構の館

真実も幻想も時間も消えていく

記憶の断片(5)

2024-12-13 | 夢みる風景

海鳴り・・・

遠くから聞えているのではなく

遠い日の海鳴り

海辺の町に住んでいたときの

今では海から少し離れた所にいるから聞えてはこない

 

 

(このシリーズいったん終了します)

 


記憶の断片(4)

2024-12-12 | 夢みる風景

 

青春は無知で無謀で今も無知には変わりないが

青春時代にはまだ未来がたくさんあった

今は過去のほうが断然多いに決まっているが

その過去さへ記憶がどんどん失われている…

 


記憶の断片(3)

2024-12-11 | 夢みる風景

町の内科診察(お薬)の帰り

商売をしている友人に寄ってみることにした

コロナもあったし行っても外出中だったり

かなりご無沙汰していた

しばらく見ないうちに年取った感じがした

彼も又私を見てそう思ったに違いない

彼は読書家でもあり本を3冊貸してくれた

嫌だとも言われないし読んでみることにした

 

 


記憶の断片(2)

2024-12-11 | 夢みる風景

彼(又は彼女)らは今どうしているのだろうか

自分のことが精一杯で忘れていた

彼らもまた私のことなど忘れたに違いない

お互いに死んだのかどうかも分からない

もうそんなにも長い時間が過ぎてしまった

 

 


記憶の断片(1)

2024-12-09 | 夢みる風景

もし手元にまだ小学校の頃の作文があったとしたら

あれからいろいろ学んだり経験したり挫折したりして

今の自分は全く別人になってしまったのだろうか

それとも何か(性格など)が繋がっているのだろうか

今となってはその頃の作文など1つも残っていない

もう記憶も作文もすべてが消えてしまっているのだ