榛名古道

ブログでは「榛名古道」と名乗っています。

めがね橋や峠の湯までの交通手段

2022-04-22 09:55:56 | ヤマレコ連動記事
 ヤマレコに載せるには脱線(アプトの道だけに)かと思われる内容をブログにまとめてみました。

 めがね橋へのアクセスは横川駅から歩く以外に「めがねバス」もあり、また、途中の峠の湯まではトロッコ列車「シェルパくん」もあるのですが、どちらも山ヤ・沢ヤ向きではありません。その理由は
  • 早くても10時からなので往路向きではない
ことが大きく、また、
  • 運転日が限定される
こともあります。運転日については以下をご覧ください。



 運転日に合わせた上で、帰路のみ利用するとして、車利用の方が軽井沢駅から「めがねバス」で駐車スペースまで戻るということは考えられます。なお、「めがねバス」以外の軽井沢駅と横川駅を結ぶバスは間に停留所がなく、しかも国道18号のバイパスを通るので、そもそもめがね橋を見ることすら出来ません。

 一方、電車利用の方が「めがねバス」を帰路、横川駅に戻るのに利用するとなると、
  • めがね橋から横川駅までは下りになるのでありがたみが薄いとうげのせきしょあと
特に、峠の湯に寄る時はなおさらです。安中市の図によりますと、めがね橋から峠の湯までアプトの道を歩くなら約2.1km、峠の湯から横川駅までは同じく約3.0kmとなっていますが、どちらも下りの歩き易い道です。

 ちなみに、峠の湯の最寄りの「めがねバス」のバス停は「くつろぎの郷」ですが、「めがねバス」は一日一便しかないので、「くつろぎの郷」で下車するとその先は乗車できません。

 もう一例、車利用の方が前述の軽井沢駅から横川駅へ直行するバスと、トロッコ列車「シェルパくん」を組み合わせる以下のような案も考えられます。

朝、峠の湯に駐車
アプトの道を歩いて入渓
遡行終了後は「東京起点沢登り100ルート」にあるように軽井沢駅へ
横川駅へ直行するバスに乗る
横川駅から歩いて近くの碓氷峠鉄道文化むらへ
トロッコ列車「シェルパ」くんに乗って峠の湯へ(車を回収するだけでなく、温泉も利用する)

ここで注意事項としましては、峠の湯の駐車場が朝早くから開いているのかということで、開いていなければ付近の他の駐車スペースを探さないといけません。

なお、
  • 「シェルパくん」に乗るには乗車券の他に碓氷峠鉄道文化むらの入園券が必要ですシェルパくんは鉄道文化むらの園内遊具の一つであるからで、鉄道文化むらの敷地がトロッコが走る部分だけ回廊のように伸びているということのようです)。

乗車券と入園券はどちらも鉄道文化むらのゲートのほか、トロッコ「とうげのゆ」駅で車掌から購入することができるようです。

「シェルパくん」の情報はこちらのブログで知りました。

同じブログで鉄道文化むらの記事もあります。

 その他トリビア情報としましては、峠の湯も鉄道文化むらも前売り券で少し安くなるようです。
 
 最後におまけで、アプトの道を調べていて見つけた吉永陽一さんの記事全4回です。

ゆけ!ゆけ!仙人くつ!!

2021-04-24 11:31:56 | ヤマレコ連動記事
中之条町、沢渡温泉の近くにある「仙人窟」の記事です。(隣の東吾妻町にも同じ「仙人窟」がありますが。。。)

これから仙人窟の内部を探検しようという方々に、少しでも安全に探検できるよう、私の失敗から伝えられることを伝えていきたいと思います(`・ω・´)シャキーン

まず行く前の準備としまして・・・

・昭和45年(1970年)版の「群馬縣吾妻郡誌」(「完全復刻版 吾妻郡誌」)のp243に仙人窟内部の詳細な図がある。

同じ「吾妻郡誌」でも他の版、例えば昭和61年(1886年)版などには収録されていません(´・ω・`)

県内の図書館を調べてみると(全部は調べられませんでしたが)、

中之条町ツインプラザ図書館


前橋市立図書館

に1970年の「完全復刻版」があるようです。

コピーしてクリアファイルに入れて持って行ってもいいですが、持っていかなくてもいいくらい事前に頭に入れてしまうことを推奨します。(文字が戦前の旧字体な上に掠れて読みにくいところもありますので読み解くのに時間がかかります)

次は装備についてです。私は前回の記事でもいったように、古界名山の帰りに寄りましたが、
ほぼ古界名山に登った装備のまま仙人窟に突入してしまったので装備不足を実感しました。il||li _| ̄|● il||li 

・強力なヘッドライトと、もしものことがあった時バックアップ出来るよう、複数人での行動が必須。

内部は本当に真っ暗です。私の最大の失敗は単独行だったことと、手で持つタイプのライトを持って行ってしまったことでした。洞窟の中で岩を登り降りする場所があり、岩の間にライトを落としてその拍子にスイッチが切れでもしたら・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 
・グローブ、沢用の靴、ヘルメット等、沢登り用の装備。

岩の上を地下水が流れている場所を通ります。入口までの山用の装備とは別の装備が要ります。

・オプションで、入口からの距離を測るロープ。

事前に1メートル毎などに印を付けておくといいかも知れません。入口近くにロープを結び付ける場所があります。(道標や丸太の柵など)

田村正勝という方の「吾妻郡の名石と伝承」という資料があり、こちらも

中之条ツインプラザ図書館


前橋市立図書館

にありますが、そのp66に、探検気分でロープを手にした若き著者の写真があります(後ろにコウモリも写りこんでいる)。昭和45年の写真なので先の「完全復刻版 吾妻郡誌」を見て準備してきたのだと思われます。

その「完全復刻版 吾妻郡誌」によると、終点まで97.3m、支洞を合わせると全長約165mなどとあります。

一方、「吾妻の里山」や
「私が登った群馬300山 上」
 ではもっと短いように書かれていますが、それは著者が二人とも奥に続く道を発見できなかったからだと思われます。

かく言う私も、入り口から入って最初は「こんなもん?」と思ってしまいました(ノ∀`)アチャー

ですが、右奥に行くと白い矢印があり、それを辿っていくと完全に真っ暗闇になり、ライトで探っていくと次々に矢印が現れます。水音のみが響く中、距離感は失われ、矢印は奥へ奥へと続きます。岩場を登り降りするのにロープならぬ細い紐が設置されていますが、その頼りなさがまた探検気分を盛り上げてくれます。

帰路は帰路で、往路見なかった行き止まりの✖印に二回も遭遇してしまいました。そして・・・細い紐がくくり付けられていたのが・・・洞窟の天井と床の間に“つっかえ棒”として立てられた枯れ木であることを見てしまった!(゜д゜)<アラヤダ

最後に一つ、私めの方から僭越ながらアドバイスをば・・・

・嘉門達夫の歌で探検隊気分を昂める(っ’ヮ’c)ウゥッヒョオアアァアアアァ 
ゆけ!ゆけ!仙人くつ ゆけ!ゆけ!仙人くつ
ゆけ!ゆけ!仙人くつ どんとゆけ!!

( ゚Д゚)σ<そこ!同じ嘉門達夫だからって「鼻から牛乳」にしないように!
ロープの準備は万端みたいだけどな!(* ̄ー ̄)ニヤリ