昨日12/27(日)は、
あしおとでつながろう!プロジェクトの、メッセンジャーの映像発表会のための撮影日でした。
メッセンジャー練習会では、事前のメールのやり取りから、当日の準備をしています。
日時・会場・開始時刻・持ち物・服装・細かいタイムスケジュール。
メールを読めば、段取りが想像できるように。
結局何を着ていけば良いんだろう?とわからなくならないように。
参加する人の中に自分は入っているかな?自分は何をやるんだろう?ということがわかるように。
何時には帰れるのか明確に。
この細かな伝え方は、今までのさまざまな現場をメッセンジャーと一緒に過ごしてきて学んできたことです。
そして、この通りに現場を進めていれば、メッセンジャーが混乱することはほぼありません。これらの情報共有が習慣化することで、仕事の現場での過ごし方も身についていきます。
メッセンジャーはいつも時間に余裕を持って会場に来ていますし、帰りの時刻が遅れようものなら「もう時間です」と伝えてくれます。そういう意味では、時間芸術である舞台芸術にとてもマッチした性質といえるのです。
リズムや音楽構成に関してもそうで、一度構造がわかるとパッと記憶されるようで、ぶれることがありません。なので、私も、振付や構成を図に示して解説します。ほぼ一発で理解されます。
実は、この現場で一番大変なのが、一緒に踊っているスタッフかもしれませんね!
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ダンスだけでなく、環境的にも試行錯誤を重ねています]
今年、私たちのチームは大きく変化を迎えました。
それとともに、求められるクオリティも高くなっていますし、より細やかにさまざまをつめていく段階です。
感覚や認識の違いで真意が通じにくい話の公約数を探しながらも、”これを守らなければ自分の仕事と言えなくなる”ポイントを見極め、小さなミーティングをいくつも重ねてプログラム全体を作っています。
人は本当にみんな違っていて、言葉も、通じているようで実は通じていない。違うことを思っていたりする。
だからこそ、ある瞬間にある感覚を共有するアート体験というのは、貴重なものなんだなあとしみじみ感じている年末です。