おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

沖縄

2011-12-27 | あしもとからの思索
数年前偶然に沖縄に行き、どうしても行きたかったある島へ行った。
ちょうど祭りだった島の美しい入り江で泳いで、そのあと上がった高台でふわふわと踊った。

その後の出会いは私に大きな影響を与えた。

基地を県外に移設するという約束に、どれだけの人が民主党を応援しただろう。
渡しが行った時にも、県知事選の争点は基地だった。
沖縄だけに押し付けられていた搾取と破壊...大切な海が埋められて轟音が飛び交う...他の県の人が同じ思いをして初めて、その事がどのように生活を脅かしているかも、分かち合えるのではないだろうか。
国として必要だというのなら、沖縄だけに押し付けるのはおかしいのだけれど、なかなか私は普段、基地の事まで考えていなかった。

あれだけの公約を掲げた民主党は、全部の公約を反古にした。
子ども手当は以前の児童手当と同じ額に下がり、ダムには新たな予算がつき、沖縄に多めのお金をあげて、基地の県内移転を目論む政府。
先日も沖縄の友人たちが上京して必至に戦ったけれども、今、辺野古の環境アセスという書類が提出されてしまう。反対運動を避けるために、大臣が直接提出に行かずに方法を伏せて沖縄に発送したという。
むりやりだ。
どんなに反対したって、制度上、これが提出されたら、県内移転が一段階すすんでしまうそうなのだ。


しょうがないんだよね~

でいいのかな。
福島と全く同じ事だろう。事故が起こっても、政府にとっては人ごと。

せめて...何が行われていくのか、目をつぶらないで見ていなくては。

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