私に喝をくれた:劇団子供鉅人 『夏の夜の夢』 ほか

ものすごく多忙で疲弊されている業界の方々、本当にお疲れさまです。

垣間聞くだけでも、福祉、教育、公共機関ほか、なんだかとても大変そうです。どうかご自分のお身体大切になさってください。

この二極化が、あとからぐらっときませんよう。互いにバランスを取り合えると良いなと思います。

巣ごもり組、おうちライフも徐々に解けていく雰囲気がありますね。
私は裏庭ライフに慣れすぎて、解除されても出不精になりそうです。やはり、なんらか成長するために出会いがあるのだろうと思います。

マイペース過ぎるおうちライフに、喝！を入れてくれたものたち、紹介したいと思います。

今日は、直接の関わりないところから、勝手にご紹介させていただきます！

パルテノン多摩×劇団子供鉅人 特別公演 100人シェイクスピア『夏の夜の夢』 【全編公開】


中止になった5/9、10のSLOW CIRCUS PROJECT 公演稽古でご一緒させていただいていた益山貴司さんの主宰する劇団子供巨人さんの「夏の夜の夢」屋外公演。シェイクスピアの中でもファンタジックなこの戯曲、私が初めて出会ったのは遠い昔リンゼイ・ケンプ版、その後、市民演劇で振付させていただいたこともありました。我が家でよく観ているのはジュリー・テイモア版DVD。読んだり観たり、そんなチャンスがない方も、タイトルは耳にしたことがありませんか。
演劇にこれまで縁のなかった方も、よかったらこの機会にこの劇団子供巨人版を、ぜひご覧ください！火曜日までの期間限定公開→しばらく公開に変更されました！

我が家では娘と顔を並べて小さな画面にかじりつき、ハラハラドキドキ、最後はブラボーッ！！ってなりました。いやーほんとマジで凄いです。凄さが笑いに変わります！エネルギーここまで使い果たしたい。

この時期、広さがなくてバレエダンサーの方々はさぞ辛いだろうと思っていましたが、ここまでできるのだな。在宅自習を配信し続けられてきたスペイン国立ダンスカンパニー大谷遥陽さんのツイッター。狭さを利用するかのようなこまかい頭脳稽古を公開されていらっしゃいます。ここまでの技術がなければもちろんできないことですが、尊敬。

ピアニスト、コンポーザー小曽根真さんのWelcome to Our Living Room。もう44回もご自宅から演奏会。私は最近より拝見しましたが、初期の頃を拝見すると、mcマイクなどやはり徐々に揃えられています。ピアノだけでなく、英語も日本語もちゃんと届くように。あたたかな心意気に感謝。

また、山形県で初日リハーサル中に中止が決まった「MOGAMI」。翌日にホールに戻って収録された記録も公開されました。ラストにオケとの最後になったリハーサルも収録されていて、泣けます。

多くの実演者が、それぞれの涙を飲んで、決定を受け入れました。

様々な立場で、まったく違う状況が生まれていることでしょう。

全ての立場を把握はできないですが、想像しながら、次を想い浮かべていこうと思います。