かなしみがあるから

かなしみがあるとき、よろこびがある

ひらがなをかけるようになった娘が、小さな紙にでかい平仮名で書いて私に渡した紙には、そう書いてあった。
4歳位の子がそういうことを思うんだ！とびっくりした憶えが有る。

”子供は自分が読める以上の事を思考しているのだから、自分で読めないような本を読んであげましょう。”とは、ある絵本配信チラシで読んだ宣伝文句であるが、私はあんまり読んであげられなかった。それより自分が一人で本に没頭する時間を確保したかったのだ。


いろいろな音楽を聴いていて、ふとおもった。
きゅうっとこころにはり付くものには、哀しみが有る。


娘は、今日も張り切って、大きな声で哀しい歌をうたっている。