ストロベリームーンだそう。
外に出てみると、柔らかく輝く月で明るい。
満月だからか、情緒は不安定だ。
出来る限り持続可能な身体の使い方を研究したり、次世代の音楽の世界をじっくり感じてみたり、企画を考えたり。毎日絶え間なくやることがあって、暇ではない。でも、どこか、ポッカリとしている。
そこら中に穴が空いていて、それは異世界とつながれる穴でもあるが、闇に引きずり込まれる穴なのかもしれない。
あぁ。生でやりてー!
音楽も踊りも、生身の瞬間のおもしろさが、ビリビリくるものだ。
記録には記録の良さがあるし、その方が伝えやすい面もあるし、これまでやってきていない側面を掘るもの面白いのだけれど、でも、うおりゃーガオーッとなりたい自分がある。どうしたらいいんだ。山でも走るか?
あぁ、生身のセッションがしたい。
満月だからかな。
施設のメンバーとのタップセッションも、もうひと月は再開が難しい。
本当は今年は9月ごろにメッセンジャーたちと発表会をしようと考えていて、ジャズスタンダードのアレンジと稽古音源の録音を依頼してあった。
けれど、上半期のほとんど直接振付ができないので、YouTube ごしに、やりたい人に踊ってもらおうと始めた「おうちでタップ」。毎週公開し始めて15本目である。もう3ヶ月以上、たっているんだなー。それぞれにおうちや施設で楽しんでくれている声が届くから、つくることができる。ありがとう。
キャラバンだもん、この旅は、今みんなでしている旅。
会えるようになったら一気に作品に組み立てるよ!
そして本番では、大和田千弘ちゃんの爆裂ピアノ生演奏で踊ろうよね!