おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

なつやすみおわり

2010-09-01 | おすすめ!
行ってきました。天川村。
映画「地球交響曲」でご存知の方も多い、天河神社のある村で、奈良駅から1時間近鉄電車で吉野方面へ向かい、駅からバスで1時間以上のぼる、山の上の方にある村です。
夜行利用で青春18切符の旅、往路は朝8時半頃奈良に到着。まずは奈良公園で存分にシカと遊び、娘もすっかりシカ達と仲良しに。シカ、かわいいなあ。正面から見ると細い脚がX脚っぽいのです。つぶらな黒い瞳と脚線美がヤギよりも可愛いポイント!走り方も軽やかだし。
シカせんべいの食べ方を見ていると、シカもこちらの様子を見て駆け引きを楽しんでいる様子。キャーキャー叫んでいる人の事はツノでどついてたけれど、決してせんべい売り場の売り物のせんべいには手を出さないのね。



そのあと到着した天川村はすっぽりと山に包まれた静かな場所。
天ノ川はまったく透明で、鮎や虹色のあまご等々、上からのぞいても魚だらけ!
私は流れに身を沈め、流されないように川底の岩につかまって、水中眼鏡で鮎の縄張り争いを眺めていました。すぐに体中がしびれるほど冷たくなってしまうので、そうしたら太陽で温まった大岩に腹這いになって、、、
足のつかない深みを泳いだり、速い流れに流されてみたり、流れに逆らって泳いでみたり。水のなかに居続けた~いと、ぞんぶんにただ丸一日河原にいました。

夜は星屑というほどの星が、山に囲まれたぽっかりとした丸い空を埋め尽くしていた。
眺めていれば流れ星がおちてきて、時に雷雲がぴかっと光り、丸い星空が一瞬ピンク色になったりして、夜の空も又、川と同様眺めていて飽きない。。。ここ、たぶんとても神聖な場所なんだろうな。

最小限の手に持てる荷物の旅は、身ひとつでいられる感覚が自分を軽くする。
穀類と乾物をたき火で調理し、たまに甘いミントティーを入れ、親切なアユ釣りおじさんに鮎を頂き、朝と日暮れに神社をお詣りしてみる。こんな風に娘と過ごす時間もあと少しかもしれない。


帰りの電車もほぼ10時間の各駅電車移動で、田んぼの景色を見ながら、奈良ー京都ー滋賀ー岐阜ー愛知ー静岡ー神奈川と帰って来ました。地域によってすこしづつ違う、一面の田んぼと瓦屋根のお家の景色は、どこも美しかった。


すっかりリフレッシュ。
からっぽで、きもちがいいで~す!

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2 コメント

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Unknown (nobu)
2010-09-06 21:38:58
各駅だと奈良まで10時間もかかるんだ!
新幹線とは別の景色でしょうね。ある意味ぜいたくですね!
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ぜいたく! (なつこ)
2010-09-07 00:35:53
たっぷり時間を使ってするたびは、ゆったりとしてぜいたくでした!速いよりも、いいかも。
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