おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

ここもかみの みくになれば

2018-12-10 | 稽古日記
(生きているこの地こそが)

16年に渡りレッスンをうけてきた先生とおわかれしてきました。
先生の暮らしていた地には、夜目にも美しい紅葉を映す池がありました。



タップダンサーである私が、先生から教わったことは舞台に対するマナーだと思っています。
「バレエは王様や王妃様に献上する芸術だったというところがすべての基本になっているのです」

稽古中のその言葉をきいて、私は路上や学校など舞台でない現場が多いからこそ、どんなお客様にもちゃんと献上したいと思い、毎週バレエのレッスンに通っていました。

この夏、多忙でサボりぎみだったけれど、9月、先生のラストクラスとなったレッスンは受けていました。久しぶりに伺っても「夏、よく稼いできたかな?」とすっとクラスに迎えてくださり。
歩くのもお辛そうでしたが、帰り道に次の公演の話など興味深く聞いてくださりながら新宿駅までご一緒した。


先生のたくさんの言葉が、私の身体表現をつくってきたのです。
千里眼で見守っていてください。
ありがとうございました。

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