おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

2005-08-15 | おすすめ!
夏休みですう。久しぶりに踊らない日々。これもまた新鮮です。日に日におなかが柔らかくなっていきます。本当は私って柔らかいんじゃん!!

さて普段を湘南で過ごしているので、夏休みどこか違うところにいきたいなーと千葉、房総半島に行ってみました。
基本的に徒歩か電車しか足がないのですが、なんと千葉へは横須賀の久里浜港から片道500円でフェリーが出ているのです。
デッキからクラゲをながめつつお弁当食べて、久里浜からたった25分で房総半島の中程、金谷港(写真)へ到着。あいにくこの日は曇りでしたが天気がよければ富士山や大島もみえたらしい。電車でぐるっと都内を回るよりずうっと快適です。
隣の町で一泊し、山に登ったり磯で遊んだり、いや~していることは普段と全く変わらなかったのですが面白かったのは、人と町。以下、旅から帰ったばかりの日記です。


『いんや~、素泊まりの方があたしはありがたいんだけど』という商売っけのない民宿に素泊まりの予約を入れてあったのだが、当日の出がけ早朝にわざわざ「ほんとにくるか』おばちゃんから確認の電話が入っていた。
たっぷり遊んで夕方宿入り。まずひとっ風呂あびて、部屋の扇風機のスイッチを押してみると『ガラガラガラガラッッゴゴッ』一瞬まわってあとはうんともすんとも言わなくなった。おばちゃんは「今日は涼しいけどー。扇風機つかうかね?』なんて言う。あ、ぜんぜん悪気はない感じでね、ちょっとめんどうだけどーというかんじでかわりの扇風機をさがしてくれた。

学生が体育会系に掃除をしている浜辺を散歩がてら、唯一にぎわっている店に夜ご飯を食べにいく。今日のお得メニュー「小アジの唐揚げ」を定食で頼む。机の上に置いてある札に『当店のお食事は多めになっております。残ってしまう方は容器を用意しておりますのでお申し付け下さい。容器代10円』とある。まあ大丈夫だろうとビールを飲んで待つ。
果たして、到着した唐揚げは小アジというより中アジな大きさのが10尾も!!普通の女の人は残すよね~。おいしかったけど。駅から送迎バスもあるこのお店、近所の人が家族で来るのだろうか?船釣りの人のごはん?結構なにぎわいで煮物はほとんど売り切れだった。そして夜7時には閉店!
ふたたび海辺を散歩。なんか、うるさいなーと近づいてみると「明治大学○○部」という浜に一件の海の家の前で男の子たちが輪になり狂ったようにマイムマイム(!)を踊っている。時々海の家の明かりを消している。真っ暗闇と交互、ということは点滅!?夕方『こんにちわーっっす」といいながらみんなで小石を拾っていたのはこのためだったのか!散歩の犬、怪しい集団に向かって吠える。近所の犬も応えるように吠える。ワォーーン!!

そろそろいい時間だ。宿にもどり、流しで歯を磨く。ステンレス板張りの流しには銭湯にあるケロちゃんの黄色い洗面器が積んである。廊下で出会う宿泊客、おじちゃんはなぜかみんなステテコにランニング。部屋のレトロなテレビは音声のダイアル調節が非常に難しく、音が出ないかすごく大きい音。隣の話し声も筒抜けだからちょうどいいのか~。あきらめて早めに寝ることにし山歩きの疲れでぐっすり眠ったのでした。

~つづく~


最新の画像もっと見る