おどるなつこ 「あしおとがきこえる?」

タップダンサー・振付家おどるなつこの日常から浮かびあがることばを束縛せず書きとめています。2005年開設。

「天神さまのほそみち」燐光群

2020-07-10 | おすすめ!
今日は、数回を重ねて、身体の反応が良くなり始めた振付ワークショップで、一足飛びの冒険にチャレンジ。丁寧に道案内を進めるなかでも時には冒険は必要だ。案の定、リズムのおもしろさに引っ張られるように、皆ぐいっと音を奏で始めた!また来週が楽しみだな!

ダッシュで劇場へ向かう。
何度も現場をご一緒させていただいた俳優さんが、生演劇に出演される情報をみて、すぐに申込んだ。生の劇場に足を運ぶのは3月初旬以来である。



パンフレットの言葉が、しみじみささる。
諸注意の紙を読む。演出についても、誤解が生まれないよう言い訳をしなければならない。
それでも、幕が上がることに喜びを感じる。

今の世相をあらわしたような内容なのだが、1979年初演の戯曲だという。私は別役作品を拝見するのは初めてで、いやー戯曲とは凄いなぁ!と思った。でもきっと、自分で読んでもこうは読み取れないのだろうな。言葉の重唱みたいなんだ。

それにしても、日本ってずっとこのような心理構造なのだろうか。。日本だけではないのか。人類みんな、自分もそうだろうか?
わかっているのに、誰も鏡を見ることをせず、誰かに鏡を割らせて、悪いのは割った人...

贅沢なアフタートークを拝聴し、ちょっと救われる。
自らの病に気づけば、治療は半分進んだいうお医者さんの話に、そこまでが大変なんだよなー、と思う。気づくのは本当に難しい。そういう役割として、演劇はあるのだな。

19日まで下北沢ザ・スズナリにて
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ぜひ!




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