ゆいの砂

ブログ開設当時とは趣旨が違ってきた。今は,田舎での生活のメモに。

新・堕落論(石原慎太郎氏著)より

2012-03-17 15:55:10 | 本と雑誌
我欲と天罰 という副題   賛否両論ある中・・・

極論ともいえるその話にハラハラする思いでいっきに読んでしまう。最後ちょっと速度がにぶったが。

そのなかで 心にとどめたい一文を

新潮新書p152

 勘違い、思い違いというのは人間の成長のためには不可欠です。それをすることで人間の思考は増幅され精密にもなる・・・

p164  ホーキング氏の講演の内容から
  この宇宙に地球ほどの進んだ文明を持つ惑星は幾つぐらいあろうかと質し、彼は言下に二百万ほどと答えました。
さらに誰かが、高度な文明を備えたそれほどの数の星がありながら、なぜ我々は実際に他の惑星の生物や彼らを運ぶ宇宙船を目にすることがないのだろうかと質問しました。彼の答えは極めて冷ややかなもので、現在の地球ほどの文明を保有してしまうと、そうした惑星は自らの正当な循環を狂わせ環境を破壊しつくし、文明の主体者たる生物は内面的にも極めて不安定な状況をきたして、彼らの惑星は宇宙の時間の総体に比べればほとんど瞬間的に自滅してしまうということでした。

いろいろなことを思わせるものである。
個人的な感想はあえて、言うまい。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 心に残った言葉 | トップ | 今日の石鹸 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。