Z/X最大の特徴ともいえる3×3マスのスクエア・フィールド。そのポジショニングについて考えてみる。
Z/Xのシステムの中でも、3×3マスのスクエア・フィールドはもっとも目を引く存在だ。
同じゼクスでも配置するスクエアが違うだけで性能は大きく変化する。
今回はそんなスクエアとゼクスの、役割と適性について考えてみたい。
3×3のスクエアに、左上から順に番号を振った図だ。この図でいえば、中央のスクエアは5番、自陣PSは8番、敵陣エリア右端は3番という風になる。
各スクエアについて基本的な特徴
●1番、3番スクエア(相手PSに隣接)
相手PSを攻撃できるスクエアだ。
隣接しているスクエアが2つしかないので相手からの反撃を受けにくい。
パワー高めのゼクスがここに居座ると相手としては除去しにくい嫌な存在となる。
反面、防御に関しては殆ど何もしないポジションなので無視して攻めたてられるとやや脆い。
●2番スクエア(相手PS)
相手のPSだ。ほとんどのイベントや能力の効果範囲外に設定されているので、直接攻撃して突破するしかない。
相手が苦肉の策で低パワーのゼクスを配置したら容赦なく突破して大ダメージを与えよう。
●4番、6番スクエア
中央列のそれぞれ端のスクエアだ。
相手PSを攻撃できないのが、実はなかなかに重要なポジションである。
隣接している3つのスクエアのうち2つが自分のPSが攻撃される可能性があるスクエアなので、相手の攻撃に対する反撃を行えるスクエアである。イベントなどで耐えた後に、PSのゼクスとともに攻撃することでパワーが高い相手ゼクスを撃破できる。
また、それぞれの上下にある1番、3番、7番、9番スクエアに存在する自分のゼクスを相手の攻撃から守る役割も果たせる。特に、7番か9番にリゲルを置いてからその上のスクエアを他のゼクスで蓋してしまう構えは非常に強力である。他にも、皐月のような全体強化持ちや合体カードの片割れなどを保護することで堅実にゲームを展開できる。
総じて守備的なポジションといえるだろう。
●5番スクエア(両PSに隣接)
お互いのPSを攻撃でき、かつ3つのスクエアから攻撃される可能性のある激戦地である。
ここにゼクスを展開すると相手のPSを攻撃できるのと同時に、自分のPSを攻撃されなくなる一挙両得となる。先行は真っ先にこの5番からゼクスを展開していくのがセオリーだ。
正直、非常に攻撃を受けやすいスクエアで、相手も常にこのポジションの奪還を狙っている。重要な能力を持ったゼクスをここに置くのはあまり適していない。単純なアタッカーを置いておくのがいいだろう。
●7番、9番スクエア(自分PSに隣接)
自分のPSに隣接しているため、頻繁に相手ゼクスが飛び込んでくるスクエアである。
このスクエアを獲ることでPSが攻撃される機会を減少させられるため、自分にとっては守備的な意味合いが強いスクエアだ。
また、隣接している2つのスクエアの内1つが自分のPSな為、相手から攻撃を受けるスクエアは1つのみとなっている。これはすなわち相手がこのスクエアに存在しているゼクスを突破するために使える攻撃の回数となる。単体のパワーで押し切らなければいけないため、このスクエアにいるゼクスはなかなかやられにくい。
さらに、この二つのスクエアと8番スクエアを含めた1列は自軍エリアなので、尊大なる光壁での防御も可能である。
守りとおしたいゼクスがあるならこのスクエアに置くのが一番だろう。
●8番スクエア(自分PS)
自分のPS。ほとんどのイベント、効果の効果範囲外の聖域だ。
そして、相手が常に全力で攻撃してくる超危険区域でもある。
イベントで除去、弱体化されず、相手の攻撃に耐え抜ける高パワーのゼクスを配置したいところだが、ここをがら空きにするとダメージもらい放題になってしまうので、贅沢を言う余地なくヴォイドブリンガーを置くしかない状況も時にはあるだろう。
適性を生かした配置‐具体的な活用例
■4番、6番スクエア+《祈りのプリエール》
自分のPSを攻撃する5番や1番、3番に対してマイナス補正をかけることが可能。合計で-2000の補正となり通常よりも高いパワーラインを相手に強要できる。単体のスペックも5コストバニラでようやく突破可能なレベルであり、結果として相手の攻撃を2回惹きつける役割を果たす。
また、このポジションから、《夕凪奏姫スメティナ》等の移動能力で5番あるいは1番、3番スクエアに移動させることでアタッカーを用意しつつ、相手PSゼクスのパワーを下げられる。『フィエリテを6コストバニラで突破しプリエールとスメティナで2ダメージ』なんて芸当も可能だ。
■8番スクエア+《刀の武人 龍膽》
単体でのパワーは最大級のスペックを誇る《刀の武人 龍膽》。そのパワーを活かし、除去されない聖域、PSでの防御を任せる。3コストバニラレベルなら3体でようやく突破可能なそのパワーは伊達ではなく、イベントの使用や他のゼクスを7番、9番に配置することでさらに堅固な守りになる。耐えた後の殴り返しとしてもそのパワーの恩恵は大きい。
■5番スクエア+《のんびり屋のルリジッサ》
もっとも激しいスクエアの奪い合いが起こる5番スクエア。どうせならやられてうれしいゼクスを配置しよう。
5番以外にも、相手がこちらを攻める際にどうしても突破しなければいけないポイントに置いてやると効果的だ。
■7番、9番スクエア+《ソードスナイパーリゲル》
もっとも基本的な配置例だろう。相手から攻撃を受けにくい7番、9番にひきこもり、レンジ∞で攻撃する隙のない構えだ。
その上の4番、6番スクエアにさらにゼクスを配置すれば攻撃が届くことはない。
また、自軍エリアであることを活かして《尊大なる光壁》で強化するのもナイスな手だ。9500まで上昇するので、5コストバニラの攻撃までは耐えることができる。同じようなレンジ能力持ちゼクスには注意しよう。
■1番、3番スクエア+《決殺の矢プファイル》
相手が前のめりに攻撃してくるデッキの場合、往々にして1番、3番はがら空きであることが多い。
そこにこいつを飛び込ませ、攻撃と能力で一気に盤面のスペースを確保しよう。一度の攻撃で2体のゼクスを処理するこいつは相手としても素早く処理したいだろう。しかし、3コストバニラ程度の攻撃なら耐えられるパワーがあるので、空いたスペースを自分のゼクスで埋めてやるだけでも一気に破壊される確率は減少する。生き残ることに成功すれば大きなアドバンテージを稼いでくれる。もし破壊されても、こいつを突破するために相手は2~3枚の手札を使用させられているはずだ。そこを反撃して相手の息切れを狙える。
スクエアとゼクスの特性を理解することで、その能力は最大限まで引き出されていく。
君の切り札にとってのベストプレイスを探してみよう!
Z/Xのシステムの中でも、3×3マスのスクエア・フィールドはもっとも目を引く存在だ。
同じゼクスでも配置するスクエアが違うだけで性能は大きく変化する。
今回はそんなスクエアとゼクスの、役割と適性について考えてみたい。
3×3のスクエアに、左上から順に番号を振った図だ。この図でいえば、中央のスクエアは5番、自陣PSは8番、敵陣エリア右端は3番という風になる。
各スクエアについて基本的な特徴
●1番、3番スクエア(相手PSに隣接)
相手PSを攻撃できるスクエアだ。
隣接しているスクエアが2つしかないので相手からの反撃を受けにくい。
パワー高めのゼクスがここに居座ると相手としては除去しにくい嫌な存在となる。
反面、防御に関しては殆ど何もしないポジションなので無視して攻めたてられるとやや脆い。
●2番スクエア(相手PS)
相手のPSだ。ほとんどのイベントや能力の効果範囲外に設定されているので、直接攻撃して突破するしかない。
相手が苦肉の策で低パワーのゼクスを配置したら容赦なく突破して大ダメージを与えよう。
●4番、6番スクエア
中央列のそれぞれ端のスクエアだ。
相手PSを攻撃できないのが、実はなかなかに重要なポジションである。
隣接している3つのスクエアのうち2つが自分のPSが攻撃される可能性があるスクエアなので、相手の攻撃に対する反撃を行えるスクエアである。イベントなどで耐えた後に、PSのゼクスとともに攻撃することでパワーが高い相手ゼクスを撃破できる。
また、それぞれの上下にある1番、3番、7番、9番スクエアに存在する自分のゼクスを相手の攻撃から守る役割も果たせる。特に、7番か9番にリゲルを置いてからその上のスクエアを他のゼクスで蓋してしまう構えは非常に強力である。他にも、皐月のような全体強化持ちや合体カードの片割れなどを保護することで堅実にゲームを展開できる。
総じて守備的なポジションといえるだろう。
●5番スクエア(両PSに隣接)
お互いのPSを攻撃でき、かつ3つのスクエアから攻撃される可能性のある激戦地である。
ここにゼクスを展開すると相手のPSを攻撃できるのと同時に、自分のPSを攻撃されなくなる一挙両得となる。先行は真っ先にこの5番からゼクスを展開していくのがセオリーだ。
正直、非常に攻撃を受けやすいスクエアで、相手も常にこのポジションの奪還を狙っている。重要な能力を持ったゼクスをここに置くのはあまり適していない。単純なアタッカーを置いておくのがいいだろう。
●7番、9番スクエア(自分PSに隣接)
自分のPSに隣接しているため、頻繁に相手ゼクスが飛び込んでくるスクエアである。
このスクエアを獲ることでPSが攻撃される機会を減少させられるため、自分にとっては守備的な意味合いが強いスクエアだ。
また、隣接している2つのスクエアの内1つが自分のPSな為、相手から攻撃を受けるスクエアは1つのみとなっている。これはすなわち相手がこのスクエアに存在しているゼクスを突破するために使える攻撃の回数となる。単体のパワーで押し切らなければいけないため、このスクエアにいるゼクスはなかなかやられにくい。
さらに、この二つのスクエアと8番スクエアを含めた1列は自軍エリアなので、尊大なる光壁での防御も可能である。
守りとおしたいゼクスがあるならこのスクエアに置くのが一番だろう。
●8番スクエア(自分PS)
自分のPS。ほとんどのイベント、効果の効果範囲外の聖域だ。
そして、相手が常に全力で攻撃してくる超危険区域でもある。
イベントで除去、弱体化されず、相手の攻撃に耐え抜ける高パワーのゼクスを配置したいところだが、ここをがら空きにするとダメージもらい放題になってしまうので、贅沢を言う余地なくヴォイドブリンガーを置くしかない状況も時にはあるだろう。
適性を生かした配置‐具体的な活用例
■4番、6番スクエア+《祈りのプリエール》
自分のPSを攻撃する5番や1番、3番に対してマイナス補正をかけることが可能。合計で-2000の補正となり通常よりも高いパワーラインを相手に強要できる。単体のスペックも5コストバニラでようやく突破可能なレベルであり、結果として相手の攻撃を2回惹きつける役割を果たす。
また、このポジションから、《夕凪奏姫スメティナ》等の移動能力で5番あるいは1番、3番スクエアに移動させることでアタッカーを用意しつつ、相手PSゼクスのパワーを下げられる。『フィエリテを6コストバニラで突破しプリエールとスメティナで2ダメージ』なんて芸当も可能だ。
■8番スクエア+《刀の武人 龍膽》
単体でのパワーは最大級のスペックを誇る《刀の武人 龍膽》。そのパワーを活かし、除去されない聖域、PSでの防御を任せる。3コストバニラレベルなら3体でようやく突破可能なそのパワーは伊達ではなく、イベントの使用や他のゼクスを7番、9番に配置することでさらに堅固な守りになる。耐えた後の殴り返しとしてもそのパワーの恩恵は大きい。
■5番スクエア+《のんびり屋のルリジッサ》
もっとも激しいスクエアの奪い合いが起こる5番スクエア。どうせならやられてうれしいゼクスを配置しよう。
5番以外にも、相手がこちらを攻める際にどうしても突破しなければいけないポイントに置いてやると効果的だ。
■7番、9番スクエア+《ソードスナイパーリゲル》
もっとも基本的な配置例だろう。相手から攻撃を受けにくい7番、9番にひきこもり、レンジ∞で攻撃する隙のない構えだ。
その上の4番、6番スクエアにさらにゼクスを配置すれば攻撃が届くことはない。
また、自軍エリアであることを活かして《尊大なる光壁》で強化するのもナイスな手だ。9500まで上昇するので、5コストバニラの攻撃までは耐えることができる。同じようなレンジ能力持ちゼクスには注意しよう。
■1番、3番スクエア+《決殺の矢プファイル》
相手が前のめりに攻撃してくるデッキの場合、往々にして1番、3番はがら空きであることが多い。
そこにこいつを飛び込ませ、攻撃と能力で一気に盤面のスペースを確保しよう。一度の攻撃で2体のゼクスを処理するこいつは相手としても素早く処理したいだろう。しかし、3コストバニラ程度の攻撃なら耐えられるパワーがあるので、空いたスペースを自分のゼクスで埋めてやるだけでも一気に破壊される確率は減少する。生き残ることに成功すれば大きなアドバンテージを稼いでくれる。もし破壊されても、こいつを突破するために相手は2~3枚の手札を使用させられているはずだ。そこを反撃して相手の息切れを狙える。
スクエアとゼクスの特性を理解することで、その能力は最大限まで引き出されていく。
君の切り札にとってのベストプレイスを探してみよう!