キマママイン

はったーの気ままなカードブログ
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勝ち星を『売る』ということ

2013-04-06 01:59:06 | キママガタリ
遊戯王の選考会シーズンで必ず話題になるのが、勝ち星の取引問題。



遊戯王を楽しむ上での一つの醍醐味と言えば、やはり世界大会だろう。
数々の大会を勝ち抜き、日本代表となって同じく世界中から選び抜かれた各国代表と雌雄を決する、これ以上ない本気のゲームだ。


その裏で、よく掲示板や各ブログで話題になるのが、『勝ち星の取引』だ。

遊戯王の世界大会に出場するには、日本の東西2人ずつ選出される日本代表になる必要がある。
その日本代表を決める大会が、よく耳にする選考会だ。
選考会に出場する方法は2通りある。店舗開催される公認大会で高い勝率を残すか、1発勝負のトーナメントを勝ち進んでくる必要がある。
この前者の公認大会での勝率を求め、「勝ち星を譲ってほしい」と取引を持ちかけられることがあり、問題視されている。

リアルで直接親交のある友人から聞いた話で、もともと選考会に興味のない人間だと結構あっさりと譲ってしまうものらしい。
また、その友人本人は対戦相手から見返りとして高額なカードを受け取ったこともあるという。


しかし、果たして本当にそれでいいのだろうか。
はったー個人としては、選考会に行くべき人間は遊戯王が強い人間であり、交渉の上手な人間高額なカードを多く持っている人間ではないと考えている。
これはコナミ側を同じようで、不適切な対戦結果の決定や対戦結果の虚偽の報告は罰則の対象となっている。


昨年12月に亡くなった米長邦雄永世棋聖の勝負理念に、次の言葉がある。

『自分にとっては消化試合だが相手にとって重要な対局であれば、相手を全力で負かす』

著書によると、そのような勝負こそが何年かのツキを呼び込む大事な勝負であり、名人戦よりも必死にやるべきだと述べている。
この人以外にも、勝負に対して不誠実な態度はツキを逃す、という考えは一般的なものだ。
ゲームにおいても、たとえ選考会に興味がなくとも、相手にとっては大事な試合である以上、全力で取り組みたい。

また、不正に甘んじてその対戦相手に勝ち星を譲るというのは、その相手以外の選考会を目指しているプレイヤーに対して失礼でもある。
正々堂々と高い勝率を目指している人が、そのような不正プレイヤーが勝ちあがったせいで選考会に出られないなどということは、あってはならないことである。


個人的な感情も入れた話をするのならば、不正を行ってまで高い勝率を粉飾したところで、そんな勝率には何の価値もないだろう。
なにより、何度も不正を繰り返す必要があるようなら、どうせ選考会まで行ったところで日本代表になんてなれないだろう。
対戦相手のレベルにばらつきのある公認大会ですら安定した勝率が望めないのに、強豪プレイヤーが集う選考会でなら勝てるなど、とてもじゃないが普通の考えとは思えない異常な発想である。


これを読んでくれた人には、ぜひとも毅然とした態度で不正プレイヤーに接してほしいと願う。
中途半端な隙を見せ、取引するような態度を見せてしまうと途端に話が拗れることもある。何より、発覚すれば自分自身まで罰則の対象となってしまう。何もメリットがないのにそのようなリスクを負う必要はないだろう。
軽い気持ちで勝ち星を譲ることなく、真剣に遊戯王を楽しもう。フェアプレイ!フェアデュエル!

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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2013-04-06 12:58:04
米長邦雄さんな
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