平成26年(わ)第 928 号
原口 健吾
詐欺
注:先月の事件です
【概要】
リクルートが発行するポンパレクーポンのID部分を切り貼りして作成した偽造のクーポン券を使用し飲食をした詐欺行為。
一見,無銭飲食と類似して見えますが、どことなくゲーム感覚の本件犯行は、あきらかに計画性的犯行であり、食に窮して衝動的に行う無銭飲食とは全く異質なものです。
また、被告人は本件事件を切っ掛けに、身辺を調べられたところ愛人の存在が発覚してしまいました。
事件当時には妻子を船橋の自宅に残し、勤務先に近いさいたま市に単身居住し不倫三昧?の二重生活を送っていた模様です。自業自得と言えますが、踏んだり蹴ったりな状況です。
【被告人像】
勤務先では管理職のポジションにあり、部下を連れて飲み会に行くこともあったようで、その二次会費用を負担するための金銭捻出に犯行を思い立ったと言うのであるから、元部下がこの弁解を聞いたなら、さぞ後味の悪いことでしょう。
その実は、先に述べた愛人との遊興費につぎ込んでいたのかもしれません。(あくまで個人の感想です)
犯行当時の被告人は、部下思いで理解のある?上司だったでしょうが、現在は奥さんに頭が上がらない只の失業者に転落しています。
【転勤→転職】
被告人は事件当時には6月から札幌へ転勤が決まり転居の準備中だったと言います。
ところが,事件によって逮捕、身柄拘束を受けることになり、元の勤務先からは退職せざるを得なくなります、そして現在は無職です。
再就職にあたり、退職理由と本件事件を正直に申告するのか気になるところです。
【示談交渉】
被害店舗との示談交渉は成立していません。
店側はこれ以上被告人と関わりを持ちたくないと述べているようです。また、金銭の問題ではないのでどんな金額を示されても示談には応じない意向とも言います。
しかしながら、被告人の偽造クーポンを受け取ってしまった従業員へのケアが充分にされているかが気にかかります。クーポンの偽造を見抜けなかった事を過分に責められてはいないでしょうか、気になります。
にも、関わらず弁護人は偽造クーポンの「出来の悪さを」指摘し、容易に偽造が見抜けた筈だから減刑すべきであると,おそらく若年のアルバイトであろう従業員の非を殊更に責める様な無神経な主張をしています。
本件事件店舗で詐欺行為に成功した後、逮捕されるまでの間に他の復数店舗で同様の手口で犯行を再度試みていたと言いますから、よほど自分の犯行が発覚しない自信があったのでしょうか。
【これから】
被告人の妻は愛人問題で裏切られていても尚、被告人の更正を支えて行く意向を示しました。
現在のパート収入では生活費に不足するので、更に仕事を増やすとか、そんな健気な妻を一方的に裏切って愛人にうつつを抜かし、果ては飲食店店舗と客との信頼関係を裏切ってしまった被告人です。
基本的に他者との信頼関係を軽視する傾向があるのでしょうか。
【追記予定】
原口 健吾
詐欺
注:先月の事件です
【概要】
リクルートが発行するポンパレクーポンのID部分を切り貼りして作成した偽造のクーポン券を使用し飲食をした詐欺行為。
一見,無銭飲食と類似して見えますが、どことなくゲーム感覚の本件犯行は、あきらかに計画性的犯行であり、食に窮して衝動的に行う無銭飲食とは全く異質なものです。
また、被告人は本件事件を切っ掛けに、身辺を調べられたところ愛人の存在が発覚してしまいました。
事件当時には妻子を船橋の自宅に残し、勤務先に近いさいたま市に単身居住し不倫三昧?の二重生活を送っていた模様です。自業自得と言えますが、踏んだり蹴ったりな状況です。
【被告人像】
勤務先では管理職のポジションにあり、部下を連れて飲み会に行くこともあったようで、その二次会費用を負担するための金銭捻出に犯行を思い立ったと言うのであるから、元部下がこの弁解を聞いたなら、さぞ後味の悪いことでしょう。
その実は、先に述べた愛人との遊興費につぎ込んでいたのかもしれません。(あくまで個人の感想です)
犯行当時の被告人は、部下思いで理解のある?上司だったでしょうが、現在は奥さんに頭が上がらない只の失業者に転落しています。
【転勤→転職】
被告人は事件当時には6月から札幌へ転勤が決まり転居の準備中だったと言います。
ところが,事件によって逮捕、身柄拘束を受けることになり、元の勤務先からは退職せざるを得なくなります、そして現在は無職です。
再就職にあたり、退職理由と本件事件を正直に申告するのか気になるところです。
【示談交渉】
被害店舗との示談交渉は成立していません。
店側はこれ以上被告人と関わりを持ちたくないと述べているようです。また、金銭の問題ではないのでどんな金額を示されても示談には応じない意向とも言います。
しかしながら、被告人の偽造クーポンを受け取ってしまった従業員へのケアが充分にされているかが気にかかります。クーポンの偽造を見抜けなかった事を過分に責められてはいないでしょうか、気になります。
にも、関わらず弁護人は偽造クーポンの「出来の悪さを」指摘し、容易に偽造が見抜けた筈だから減刑すべきであると,おそらく若年のアルバイトであろう従業員の非を殊更に責める様な無神経な主張をしています。
本件事件店舗で詐欺行為に成功した後、逮捕されるまでの間に他の復数店舗で同様の手口で犯行を再度試みていたと言いますから、よほど自分の犯行が発覚しない自信があったのでしょうか。
【これから】
被告人の妻は愛人問題で裏切られていても尚、被告人の更正を支えて行く意向を示しました。
現在のパート収入では生活費に不足するので、更に仕事を増やすとか、そんな健気な妻を一方的に裏切って愛人にうつつを抜かし、果ては飲食店店舗と客との信頼関係を裏切ってしまった被告人です。
基本的に他者との信頼関係を軽視する傾向があるのでしょうか。
【追記予定】