傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

ナガヌマエイジ(北本他)

2016年07月20日 | 刑事事件
平成27年(わ)第1878号 

岩瀬 道生、岩瀬 喜久代 

 殺人未遂(裁判員裁判)

【概要】
被告人夫婦と同居する被害者(42)。
ゲームセンターで知り合ったという友人ナガヌマ エイジに勧められ、それまで8年勤めた勤務先からその友人に紹介された仕事に転職した途端 、数々の金銭トラブルが被害者(被告人夫婦)の周囲に発生します。

平成27年6月から11月の末までに約1200万円程をナガヌマの言うがままに、解決金として手渡してしまいました。

被害者は11月の末でナガヌマの紹介した勤務先を退職していましたので、安堵したのも束の間、翌日12月1日(犯行当日)にまた新たな債務の話を持ってナガヌマが現れます。

当日、帰宅後に被告人は被害者に債務の真偽を問いますが、明確な回答を得られず、将来を悲観した被告人夫婦は電気コードで被害者の首を絞め、玄関方向へ逃げようとする被害者を4本の包丁でメッタ刺しにしました。(約60カ所)
被告人は被害者である次男が動かなくなったことから、死亡したものと考えて、警察に通報し、自首しました。
(以上が事件のA面です)

(以下、B面です)
被害者は実年齢42歳乍ら、IQ42、軽度の精神遅滞と診断され、精神年齢9歳2月の知的障害者です。
被害者がナガヌマ エイジとゲームセンターで出会うことから、事件は始まります。
被害者はナガヌマ エイジを仕事を紹介してくれる友達と認識していた様ですが、どうにも胡散臭い人物の様です。(悪い友達と言うレベルを大幅に超える)
子を思う親の心につけ込み、数日おきに数十万円単位の金銭の要求が続き、結果将来を悲観した被告人夫婦が被害者を手にかけてしまいました。
遂には、被告人喜久代はノイローゼ状態になった事もありました。





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