傍聴絵日記

@さいたま地裁傍聴席

高齢運転者の死亡事故(幸手) 論告編

2014年07月11日 | 刑事事件
平成25年(わ)第1805号

黒崎 たつ子

自動車運転過失致死

【概要】
道路外の施設から右折進行する際、左右の安全確認を怠り右側から直進してきた被害者と接触し、被害者を死亡させた。
被告人は左方からの車両の通過待ちの為車道上に停止していたと主張。事故原因は被害者の前方不注視に有ると主張していた。
でも、事故になった事は申し訳ないと発言する等、主張が曖昧。
この様子からは、運転中の咄嗟の判断は不可能であると感じる。
以前の様子はこちら
【求刑】
禁固2年

【弁護側主張】
やはり被告人供述に添う内容であったが、事故後の対応が被告人の夫や保険会社中心になった理由として被告人は耳が悪い、理解力に乏しい等の文言が盛り込まれており、この2点の被告人の身体的特徴が事故原因と密接に関係すると伺わせる内容であった。

【最終弁論】
被害者のご家族と被害者には申し訳ないと述べる一方、事故原因について認めるのですかとの裁判官からの問いには答えられない。で、どっちなのよ(怒!)と思うのであります。

【判決】
7月31日予定

結論として遺族の思いとは裏腹に社会内更正の判断が下されるとおもいますが、運転免許取り消しになった被告人は恐らく自転車を移動手段にすると思われます、幸手付近を走行の自動車運転手の方はご注意願います。


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