犬のまりちゃんと風のふく丘

日々の出来事と感じたこと写真で紹介します。平凡が良いのです

平和への希求

2011-02-12 09:08:20 | 何でも
のどかな田園風景の麦畑。朝倉の風景に良く似てます。ここは、宇佐平野の一角です。


ここには、昔、東洋一と言われた朝倉の大刀洗飛行場と同じく「零戦」のような戦闘機が飛び立つ飛行場がありました。


今は、史跡として一部公園化して保存されています。それを紹介致します。



さて、これは、何でしょう。




盛り土されたお山に柿木があります。 昔の古墳でしょうか

時計と逆方向に回ると




中から外を眺めると




プロペラ機の一部が鎮座していて、




かなり大きなものです。正式な機種は分かりませんが

ゼロ戦のような戦闘機のプロペラです。


奥には、明り取りの穴が開いてます。


正面から見ると




そうです。その時代に飛行機格納庫が有れば、敵から襲撃されてしまいますので、飛行機を隠すための盛り土なのです。


ここは、




掩体壕がかなりの数残っています。


1枚目の麦畑の写真にも2つの掩体壕(えんたいごう)が写っています。皆さん分かりましたか


解説のプレートには、

  


飛行機のシェルター
とも言うべき、隠し格納庫は、
セメント造りですから、風化して危険な物は、壊されていたりして現在は、数は、減っていると思いますが、
ここの地区には、まだ沢山残り、ほとんどが倉庫として使われ史跡を兼ねて保存されているのでしょう。 全国にも保存されている所はあるそうです。


  



トラックター格納庫にしては、豪華すぎますね。


倉庫の併設で




この地区でも巨大な軍輸送機の格納庫で

  



麦畑に溶け込んで、家がすっぽり入る大きさです。今は、むき出しになっていますが、これも盛り土して上空から見えないように隠されていたのでしょう。



母親から聞いた話では、
国東半島方面を登って来た敵機は、北九州の八幡製鉄めざして行き、陸と海の境目が夜間上空から光るので別府の町並みを過ぎて、陸地で真っ暗な半島を通過する為、焼夷弾のパラシュートが沢山落下してきて怖かったそうです。 宇佐八幡は、無事でした。 その先に、ここの宇佐の飛行場があり、掩体壕で沢山飛行機が、隠されていました。





長々と書きましたが、






田園に立ち思うことは、

           平和への希求 です。

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