昨晩のトランプ氏とバイデン氏のディベートは大変面白かった。
第一回目の主催社はFox News。
議論の内容に関しては読者の皆さんに判断を委ねるとして、
ここではディベートスキルに着眼してみたいと思う。
海外の左派メディアや日本の報道では
「討論の体をなしていない」
「相手が話している間に割り込むトランプ」
と言われている。
確かにルールに沿ったディベートとは言えないものだった。
しかし個人的に気になったのは、バイデン氏の視線である。
トランプ氏が常にバイデン氏を見ながら話しているのに対し、バイデン氏の視線は殆ど正面のカメラに向けられていた。
一般的な視聴者には「国民に訴えかける政治家」と捉えられているかもしれないが、
私にはプロンプターに齧り付いているようにしか見えなかった。
プロンプターの見過ぎで目が乾いたのか、何度も瞬きをするシーンも。
気になって
「Biden Teleprompter 」
で画像検索や動画検索をかけると、それを裏付ける情報がいくつも挙がってきた。
中には
「バイデンはいつもプロンプターを使っている」
と暴露するトランプ氏の動画も。
バイデン氏は普段のインタビューでもプロンプターに頼っているそうだ。
トランプ氏は、プロンプターがなければ喋れないバイデン氏の弱点を徹底的に攻撃する作戦に出たのではないだろうか。
アグレッシブなトランプ氏に対して、バイデン氏からは少し頼りない印象を受けた。
こうした点から、「舌戦」という意味では圧倒的にトランプ氏に軍配が上がったとみている。
内容はさて置き、
自分の言葉で語りまくる政治家と自分の言葉で語れない政治家の姿を今一度ノーカット版でご確認頂きたい。