北上川(岩手県一関市)
北上川は岩手県岩手郡岩手町に流れを発し、岩手県内陸部を南下した後は宮城県で新北上川と旧北上川の二手に分かれて太平洋に注ぐ川。
その流路延長は249km、流域面積は10,150平方キロメートルということで、東北地方では最大の河川になっています。
一つ驚くのは、今でこそ鮭も遡上するこの北上川も、かつては上流の松尾鉱山からの強酸性水が流入し赤く濁った川だったこと。
昭和40年代に松尾鉱山が閉山になった後は新中和処理施設を設け、汚染水の中和処理を続けた結果、今見るような清流に生まれ変わったのだそう。
盛岡駅近くにある開運橋や旭橋、夕顔瀬橋からは、現在の北上川の清流のほか、お天気のいい日には岩手山のどっしりした姿も見えて撮影スポットにもなっています。
お天気がいい日にお時間があれば、是非その風景も見てみましょう。
上記三つの橋があるあたりの北上川両岸には遊歩道も整備されていて気持ちいい散策が楽しめます
山根知起