盛岡の治水のために、1660年代から造られた堤が高松の池。「上田の堤」と呼ばれていたこの堤は4か所あり、その一つが現在の高松の池になっている。満水面積10.5haで、「日本さくらの名所百選」にも名を連ねる桜の名所で、夏にはボート、秋の紅葉、冬の白鳥など、四季の行楽地として市民の憩いの場になっている。山根知起
大船渡市末崎半島の東南端約6kmの海岸線で背後のアカマツやたくさんの草花が彩りを添えるなど、変化にとんだ岸景勝地である。「国の名勝・天然記念物」に指定されているほか、「日本の渚・百選」にも選ばれている。なかでも波の浸食により3つの大きな穴が開いた穴通磯は絶景スポットである。名前の由来は、碁石のような扁平な石(黒色の泥岩による円礫)で構成されている海岸があることによる。山根知起