春場所(5日) 大栄翔、いいですね。5連勝の内容が素晴らしい。相手の高安も左が入りかけるなどチャンスはあったのですが、うまくかいくぐって、間髪入れずに右、左のコンビネーション。大関3人を破ったのはダテではない。そんな強さを感じました。
今場所の好調を支えている要因をひと言で言えば、バランスの良さです。多くの場合は右か左、片方に比重を置いて攻めることが多いのですが、大栄翔の場合は両腕を巧みに使いこなしており、常に相手を自分の正面に置いている。裏を返せば、これほど対処の難しい攻めはありません。高安も突き押しの対処はうまい力士ですが、隙を与えなかった。先場所までとは違うバランスの良さは十分評価に値します。
過去には横綱・白鵬を破ったこともあり、2年近く上位に定着しています。その経験と地道な積み重ねが実を結び、突き押しの精度が飛躍的に上がっている印象です。残り10日。どこまでやれるか楽しみしかありません。(元横綱・稀勢の里) (WEB抜粋引用)
小兵の炎鵬が、自分よりも100キロ重い魁聖に八艘(はっそう)飛びを仕掛けた。2メートル近い相手の肩辺りまで跳び上がって左上手を取りにいったが失敗。着地で体勢を崩し、豪快に押し倒された。
奇襲を受けた魁聖は「何をやってくるか分からないから突っ込まないようにと思ったが、立ち合いからあんなことをするとは。びっくりした」と振りすもう返った。(WEB引用)
大横綱・双葉山の孫、穐吉(あきよし)次代さん(48)も、正代の晴れ姿に感無量だった。祖父の「双葉山相撲道場」を源流にした時津風部屋57年ぶりの大関に「本当にうれしい」と喜んだ。
不滅の69連勝など「不世出」と呼ばれた大横綱・双葉山の孫、穐吉(あきよし)次代さん(48)も、正代の晴れ姿に感無量だった。
秋場所の初Vも、時津風部屋にとっては1963年名古屋場所の元大関・北葉山(故人)以来の快挙だった。元北葉山の山田美千子夫人(73)は自宅でパンを焼き、部屋の力士に届けて応援している。秋場所千秋楽の夕方に、先延ばしになっていた家のエアコン工事が急きょ入った。
作業の都合で、57年前に北葉山が賜杯を抱いた写真額を久々に外した。それを磨いている時に正代の優勝が決まった。
「北葉山もきっと喜んでいると思います。番付を上げるためには『一服していてはダメ。立ち止まらずに駆け上がれ』というのが口癖でした。正代関には横綱を目指してもらいたい」と背中を押した。新大関は時津風部屋の期待も背負って、看板力士の務めを果たす。 (WEB抜粋引用)
大相撲秋場所千秋楽は27日、東京・両国国技館で行われ、東関脇・正代(しょうだい、28)=本名・正代直也、熊本県宇土市出身、時津風部屋=が初優勝した。14日目を終えて2敗で優勝争いの先頭に立っていた正代は、千秋楽に新入幕の東前頭14枚目・翔猿を降し、13勝2敗で初の賜杯を手にした。優勝制度が確立された1909(明治42)年夏場所以降、熊本県出身力士の優勝は初めて。
正代の初優勝を受けて、番付編成を担当する日本相撲協会審判部は大関昇進を諮る臨時理事会の開催を八角理事長(元横綱・北勝海)に要請し、了承された。30日の理事会を経て、正代の昇進が正式に決した。
さあ今度は聖火熊本ランナー先頭ではしるぞー
大相撲7月場所初日(19日、両国国技館)新型コロナウイルスの影響で4カ月ぶりの本場所開催。新大関朝乃山は隆の勝を落ち着いて送り出し、白星発進した。
両横綱は明暗が分かれた。白鵬は小結隠岐の海を肩透かしで下したが、鶴竜は遠藤に腰砕けで敗れた。遠藤は7個目の金星獲得。2度目のかど番で臨む大関貴景勝は豊山を押し出した。
関脇陣は白星スタート。御嶽海は宝富士を寄り切り、正代は阿武咲を上手投げで仕留めた。(WEB引用)