第155回芥川龍之介賞(以下、芥川賞)と直木三十五賞(以下、直木賞)が19日、発表され、芥川賞は村田沙耶香(むらた・さやか)さんの「コンビニ人間」(文學界6月号)、直木賞は荻原浩(おぎわら・ひろし)さんの「海の見える理髪店」(集英社)が受賞した。
荻原さんは、1956年6月30日生まれ、埼玉県出身。成城大学経済学部卒業。広告制作会社勤務、フリーのコピーライターを経て、97年「オロロ畑でつかまえて」で第10回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2004年刊「明日の記憶」で第18回山本周五郎賞受賞。05年刊「あの日にドライブ」で第134回直木賞候補。06年刊「四度目の氷河期」で第136回直木賞候補。08年刊「愛しの座敷わらし」で第139回直木賞候補。10年刊「砂の王国」で第144回直木賞候補。14年刊「二千七百の夏と冬」で第5回山田風太郎賞受賞。直木賞候補は今回が5度目。
村田さんは、1979年8月14日生まれ、千葉県出身。玉川大学文学部芸術文化コース卒。2003年「授乳」で第46回群像新人文学賞優秀作を受賞してデビュー。08年に出版した「ギンイロノウタ」で第31回野間文芸新人賞、12年刊の「しろいろの街の、その骨の体温の」で第26回三島由紀夫賞を受賞。芥川賞は初ノミネート。
お め で と う !
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます