<広・日>6回無死二塁、菊池の左前打で本塁突入する二走・田中(左)。捕手・大野がタッチしているようにも見えるが、判定が覆りセーフに Photo By スポニチ
25年ぶりの歓喜に沸いた広島と、最大11.5ゲームを逆転して福岡ソフトバンクとの一騎打ちを制した北海道日本ハム。リーグ優勝チーム同士の戦いとなった2016年日本シリーズは、広島が地元マツダスタジアムで2連勝というスタートとなった。この2試合の戦いぶりを、選手、コーチとして1995年から2014年まで、カープ一筋の“UFO投法”山内泰幸氏に解説してもらった。
地元アドバンテージ>“二刀流”大谷
山内氏はまず、最高のスタートを切った要因について、地元開催の有利さを挙げた。
「連勝の要因は、ホームのアドバンテージを生かした事だと思います。屋外の球場で、初戦は雨の中でのゲームとなりました。札幌ドームを本拠地としている日本ハムの投手は、雨の中で投げる事は少ないはず。
その部分で、大谷(翔平)も自身の力を最大限には発揮できていないようでした。第2戦の増井(浩俊)も、コントロールミスが多かったし、慣れない内野天然芝でのグラウンドで、バント処理で致命的なミスを犯してしまいました。その点、カープの投手は少々の雨は慣れていますし、ジョンソンも野村(祐輔)も普段と変わらない投球をしていました。
さらにスタンドを真っ赤に染めたお客さんの声援は、特にチャンスの時に、相手チームに与える影響が大きかったですね」(wev)
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