和歌山市の県立医大は16日、県内で初めてロボットによる直腸がん手術に成功したと発表した。2人を手術し、経過は順調。周囲の組織を温存しながら、がんを的確に取り切れるため、従来の方法より患者への影響も少ないという。当面、病院の負担で10例を行う見込み。
直腸がん手術は近年、開腹手術から、腹腔(ふくくう)鏡手術に移行してきた。腹腔鏡手術は、腹に小さな穴を開けて内視鏡や鉗子(かんし・はさみのようにつまめる器具)を挿入して手術する。患部が骨盤の奥にある直腸がんに適切で、開腹より患者の負担が少ないという長所があったが、鉗子の先の操作が難しいという技術的な限界もあった。
一方、ロボットはその課題を克服できるという。腹に開けた6カ所の小さな穴から鉗子などを挿入し、手術者はモニターを見ながら、3本の腕を操って鉗子を動かす。鉗子の操作性は腹腔鏡手術より高く、関節が自由に回るほか、動きがコンピューターで制御されるため、人間の手以上に細かい動きが可能。
腹腔鏡では2次元視野で、空間的な位置の把握が難しかったが、3次元の高解像度画像で見られるため「腹の中に小さな人間が入ったような感覚で手術できる」と話す。
県立医大は2012年12月に導入した医療用ロボット「ダヴィンチS」を使用。1月中旬と2月上旬に計2人の手術をした。合併症もなく、1週間程度で退院。傷の刺し口の痛みも少なく、ほとんど鎮痛剤が必要なかった。
大学はこの2人を含め、10人に対し、大学が費用を負担して手術し、技術を高めていく。ロボット手術は前立腺摘出などでは広く普及しているが、直腸がんは昨年12月までで600例と少なく、保険の適用までには時間がかかりそうだという。
◆後遺症が少ないと一番嬉しい。。本人だけしか知らない後遺症、ロボットは少なくしようとする努力で丁寧な動作をするロボットに手術をしてもらいたかったなー
進歩した医術と思いそれなりの後遺症は何とかなるだろうと思ったが、何も進歩していない分野もある事を考えよう…何も進歩していないと思いよーく勉強して診察台に上る必要だ。生かしたから成功と言って居るの分野もある事を知ろう、、、、
どんどん医療ロボットの開発を望みたいなー・・・・
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