【国際情勢分析】
緊急事態宣言の解除に伴い、新型コロナウイルスの感染拡大を外出の自粛や休業要請という“お願いベース”で封じた日本の対応を「ミステリー」とみなし、成功の秘訣(ひけつ)を解き明かそうとする海外メディアの報道が相次いだ。唯一の決定打はないとして、ハグやキスの代わりにお辞儀であいさつする非接触型の行動様式から感染経路を追跡した保健所の活動まで多岐にわたる要因を列挙。成功したにも関わらず政府に対する国民の評価が低いという謎を追いかけた記事もあった。(外信部)
■「10万人あたり」G7諸国で最小
第1波を封じ込めた日本の成功を「puzzling mystery」(不可解な謎)と5月23日に報じたのはオーストラリアのABCテレビ。公共交通機関は混雑し、高齢化率は世界一という脆弱(ぜいじゃく)性の中、罰則のない緊急事態宣言を出した日本の対応は当初、「破滅への処方箋」に見えたが、今では「成功の物語」になった-と伝えるなどな様々な意見が聞かれるが明確な結論には至っていない。(WEB抜粋引用)
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