雨の記号(rain symbol)

彼らの気質で

彼らの気質で

暴走族、成人が5割超に 構成員は8年連続で減少
2007年2月1日(木)10:10

 昨年末時点の全国の暴走族構成員は前年比9%減の1万3677人で、統計が残る1974年以降、最も少なかっが、成人が占める割合が51%と初めて半数を超えたことが1日、警察庁のまとめで分かった。
少年、成人別に集計し始めた99年当時は少年が7割、成人が3割だったが、その後、成人の比率が増え続けた。警察庁は「引退を宣言した後も暴走行為に参加するケースが増えており、“高齢化”が進んでいる」と分析している。
まとめによると、昨年末時点の暴走族は847グループで前年比11%の減少。構成員数も8年連続で減り、最も多かった82年(4万2510人)の3分の1以下の水準となった。

 そうか、暴走族も成人が半分以上を占めているわけか。ほかにやることなくてって感じが伝わってきて、ちょっぴりおかしくなる。彼らはもはや、古風な喜劇人だ。
 この間の日曜日、市街に出た。人がいっぱい信号待ちしている交差路をヘルメットもかぶらない二人乗りの暴走族が、マフラーをバリバリ鳴らしながら走っていった。一台でである。何とも寂しくこっけいな一景だった。どことなく自己主張も乏しかった。マフラーはバリバリ鳴っていたけど、彼らは気恥ずかしそうに走り抜けていった。信号待ちしている若者らがまたほとんど彼らに反応していなかったせいもあろう。
 二十年前ならこうではなかった。二三台でそういう連中が通りかかろうものなら、みんな彼らに目を奪われたものだ。奇声を発して呼応する者さえいた。それがどうだ。今はほとんどシカト状態と言っていい。マフラーがバリバリ鳴っていようと、おかまいなしに携帯をいじくっている者がいる。仲間らとの話に夢中の者がいる。世界はマイナーコードなのである。やっぱり、携帯ってやつの登場が大きいのかな・・・・・・
 どうやら、暴走族は取り残され出している。今もそれをやり続けている連中は、取り残されつつある自分たちにまったく気付いていない連中なのであろう。
 彼らの気質であの調子を表現するものは別の何かとなったようである。
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