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韓国映画「時間離脱者」から
主演はイ・ジヌク（現在→ゴヌ）とチョ・ジョンソク（過去→ペク・ジファン）。
現れる姿としては別人物だが実は同一の魂がそこにこもっている。
ヒロインにイム・スジョン（ユンジョン/過去とソウン/ソウンの一人二役）
★ 輪廻転生はすべての記憶が消され生は初期化される。
我々が何度も生まれ変わっているかどうかは”神のみぞ知る”だが、高々100年しか生きられない我々としては、何度でも生きられるこのようなロマンに思いを馳せるのはじつに楽しい。
この映画は1983年と2015年の時間軸の間を同一人物の予知夢が交錯しあって展開するタイムリープのサスペンスホラーアクション。同一の魂を持つ過去と現在で並存する男性が、時空を隔てながらひとりの愛する女性の命を守ろうとする話である。ハラハラドキドキの展開だが、ラブファンタジーの要素が強いのでその向きにはおススメである。
ただ、時空を超えた壮大なスケールを持つ映画なので、主人公たちが忙しさに追われ、心理面が十分に描ききれていない点は惜しかった。
とはいえ、この手の映画はアクションがないと退屈だし、その意味ではまずまず及第点と言えようか…。
サスペンス物の映画やドラマはよほどの話題とならない限り見ない。だが、この映画は過去と現在の時間が入り組みながら展開する話となっていたので見てみようとなった。すごくはまったわけではないが、それなりに面白かった。
イ・ジェフン、チョ・ジヌン、キム・ヘス主演のサスペンスドラマ「シグナル」を見ていなかったらもう少し興味を深くして見たと思う。
順序的にはこっちを先に見て次に「シグナル」を見れたらなおよかった気がした。
イ・ジヌクは『ナイン～9回の時間旅行～』でいい味を出していた。これはそのコンパクト編とも言えようか。
イム・スジョンは運命に翻弄される女を演じたら持ち味が発揮されるようである。この映画でもその魅力が出ていた。
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