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ケーブルテレビで放送されている全135話中の第73話を見た。
この回では捕盗庁の従事官イ・ジョンミョンが濡れ衣を着せられ、王命で自死の刑に処せられる話ほかが描かれている。
王命で自死の刑を言い渡されたイ・ジョンミョンは、牢獄へ面会にやってきたホジュンに「イエジンにこのことは黙っておいてくれ」と頼み込む。
ホジュンは承諾する。
だが、二人の運命は不運と皮肉に司られていた。毒薬を処方して受刑者の前に運ぶ役割は恵民署(ヘーミンソ)の医女が担っていた。今回その役目を担ったのはイエジンとソヒョンだったのだ。
二人は暗い表情で処刑の場に向かったが、受刑するのが恩を受けたイ・ジョンミョンだとは知らなかった。
一方、毒薬を運んで来た一人がイエジンと知ったホジュンは沈うつなまなざしを二人に向けるのだった。
イエジンは山陰の名医ユ・ウィテに養女として育てられた。
ユ・ウィテは自分の命がそう長くないことを悟っていた。病人を捨て置いて科挙に受かり、意気揚々と凱旋帰宅したドジを厳しく叱り付けた彼だった。だが、親心を理解せず反発して漢陽(都)に出ていった息子が心配でならなかった。ユ・ウィテはイエジンを呼び、ドジのところへ行って彼の人生を支えてやってくれと懇願する。ドジの間違った道を正せるのはイエジンの愛情と真心しかないと見ていたからだ。
ユ・ウィテの言葉を遺言のように噛みしめてイエジンは漢陽(都)に向かう。
しかし、イエジンがユ・ウィテの願いを果たすにはすでに手遅れだった。ドジの祝言に遭遇した彼女は静かにドジの家から立ち去る。
少し遅れてイエジンが都にやってきたのを知ったオ氏は家人に「どんな手を使ってもいいからイエジンを処理しろ」と命じる。
金が動き、ならず者が雇われた。
凶暴で殺意むき出しの連中に襲われたイエジンを助けたのがイ・ジョンミョンだった。ジョンミョンは助けたイエジンが行く当てのない身と知り、自宅に連れ帰ったわけだった。
だが、イ・ジョンミョンの世話を受け、ふだんの落ち着きを取り戻したイエジンは医女の仕事に復帰する気持ちを固める。
イ・ジョンミョンは反対した。だがイエジンの決意を覆すことはできなかった。
イエジンをそうさせたものはいったい何だったのか?
① 自分のような身分の(低い)者がここに居続けてはそのうち彼に迷惑を及ぼすと思った?
② イ・ジョンミョンの誠実な愛を感じているうち、
むりやり抑え付けてきた自分の感情(ホジュンに対する思い)を偽りたくなくなってしまった?
③ ずっと義父(ユ・ウィテ)を見てきて、ホジュンに出会ったこともあり、落ち着いた日々の中でふと覗き込んだ心では、病に苦しむ人たちに沿いながら生きて行きたい情熱のようなものが兆していたから?
何がイエジンにそんな行動を取らせていたのか…?
やがてイ・ジョンミョンはイエジンの心に宿り続けている相手が誰かを知る。
はびこる悪、腐った政争と陰謀…イ・ジョンミョンの心で燃え上がった無謀とも思える正義感は、ある意味、ホジュンに対するライバル意識で加熱されたものだったかもしれない。
もし、イエジンやホジュンが彼の前に登場しなければ、彼の正義感はもう少し冷めたものであった可能性がある。実際、妻を失ってからイエジンに出会うまでの彼は、そのような冷めた生き方をしていた節も窺えるのだ。
前の回でイ・ジョンミョンはホジュンに弓を取らせる。先日の密売を装った取引でホジュンが武芸に通じているのを知ったからだ。弓を取らせてどれほどの腕かを試そうとしたようだった。
ホジュンは弓を射った。弓は二本とも的の中心に刺さった。ジョンミョンに劣らぬ腕前を示していた。
ジョンミョンは言った。
「あの人がどうしてあなたを好きなのかが分かる気がする…」
彼はこの時、すでに自分の運命を予感していた。
ホジュンへの言葉は…抜き身で正義感ばかりをギラギラさせていた自分への戒めの言葉でもあったかもしれない。
毒薬の台座の前にジョンミョンは引っ張り出されている。毒薬を盛った器を手にしているのはイエジンだった。配膳の相手がジョンミョンと知ってイエジンの身体は硬直した。その場から動けなくなった。
「早くしないか! 何をしてる!」
しかし、イエジンは一歩も動けない。お盆を持った手腕ばかりがぶるぶる震えた。
「早くしないか!」
横からソヒョンが腕を伸ばしお盆を握り取ろうとする。イエジンはそれにも抗うように見えた。ソヒョンは強引にお盆を握り取った。静々と歩いて台座の真ん中に毒薬を置いた。
ジョンミョンは毒をあおり、苦しみもがいて命を散らした。
その夜、イエジンは恩あるジョンミョンの死を悼んで咽び泣いた。
ホジュンもふだん飲みつけない酒を飲んで酔った。花を活けた花瓶にとっくりを投げて叩き割った。
そしてジョンミョンの死を過去に追いやり、生きる者に忙しい一日がまた始まったのだった。
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