ソンミ新曲の盗作疑惑と友人の話
Sunmi's new song plagiarism allegations and her friend's story
韓国ガールズグループ「Wonder Girls」ソンミ(25)の新曲「Heroine」に盗作疑惑が浮上した中、作曲者Teddy側も「確認中」と回答した。
これを前に、ソンミ側の関係者もメディアの取材に対し、「盗作疑惑と関連し、現在、事実確認をおこなっている」と答えていた。
ソンミの新曲「Heroine」は公開された直後、ネット中で「シェリル・コールの楽曲『Fight for This Love』にそっくりだ」との指摘が相次いだ。
(K-POPニュースより)
K-POP界は正月早々からステージ外の騒がしさも含め、波乱の展開となりだしている。
「gashina」をクリンヒットさせソロ歌手として勢いに乗るソンミは、新曲「Heroine」が盗作疑惑でピンチに見舞われている。
シェリル・コール(イギリスの歌手)の楽曲『Fight for This Love』にそっくりだ、の指摘が相次いでいるのらしい。
さっそく両曲を聴き比べてみた。
う~む、難しい。
似てると言われれば似ている気がする。
だが、「違う」と思ってみればそうもいえる。
ソンミは「gashina」で見せた特有の音楽世界は継続して感じられる。
そこでシェリル・コールの『Fight for This Love』を聴いてみると、そんなに似てない気もしてくる。
しかし、音楽に理解の高い者が聴いたらコードがそっくり同じに見えて来たりするのかもしれない。
若い頃、それほどの音楽好きでもなかった自分の周囲にはなぜか音楽好きが多かった。
ピアノでジャズに凝ってるやつがいたし、メロディーを少し聴いただけで、すぐコードを入れられるギター弾きもいた。
自分が詞を書いてバンドを作ったりした。
どうせなら、とオリジナル曲を作り、いくつかの病院などに出向いて、ボランティア活動などを行ったりもした。
その曲づくりだが、こんなことがあった。
自分が口から出任せに歌っていたらギター弾きがコードを入れた。
調子付いて半分くらい曲が出来たところで、ピアノ弾きが口を挟んできた。
「それって、何だな…桜田淳子が歌ってる曲に似てやしないか?」
「そうか? もう一度最初から行ってみるぞ」
自分が歌いだしてまもなく、周囲の連中は笑いだした。
「ほとんど同じじゃないか」
別に桜田淳子の曲を歌うつもりはなかった。
だが、ギターでコード入れてもらいながら歌っていたら、いつしかそっちへ向かって(それこそ)行っちゃったわけだった。
ギターでコードを入れてもらうと独自に創っていくメロディーより、脳内に刷り込まれているメロディーは楽に出て来やすいらしい。
というか、ついつい誘導されていってしまうらしい。
あれからずいぶん時が流れた。
趣味でジャズピアノを弾いていたやつは、何年も前にマカオから電話をよこしたのが最後の通話になった。
外国旅行でマカオに寄り、カジノで負け、230メートルのバンジージャンプを楽しんだという話を彼はした。
その後、いったん広島に帰り、金を持ってマカオに戻るつもりだ、と言った。
東京にはいつ出てくるんだ、と尋ねたら、いつになるかな、いまインドにはまってるんだ、東京はその後だな、と答えて電話を切った。
その後、彼とは連絡が途絶えた。
前年だったか、東京に出てきた彼と待ち合わせ、友人の入っている施設を見舞った。
友人は一泊して帰ると言うので、新宿の歌舞伎町で酒を飲んだ。
レジで精算する時、自分が勘定を払う、と言って財布を取りだした彼の手は微かに震えていた。
財布に入れようとした小銭を下に落としたりした。
自分の視線に気づいた彼は切り出した。
「手がこんな風になって…もう、ギターもピアノも弾けなくなったんだ」
「…」
「自分の手から音楽が離れて毎日がつまらなくなった。今ある楽しみは旅行することだけになった。次に終わるのは俺の番かもな」
「…」
埼玉の施設に見舞った共通の友人は、酒に酔い、ホームで電車にぶつかって大けがをした。
その後、心身ともにコンディションを崩し、施設で療養の日々を送るようになっていた。
いろいろ話をしてみると、彼には社会復帰する気持ちはなさそうだし、世間の出来事も頭に収まってないようだった。
口を開けば家族と子供たちの自慢話だった。
それ以外に関心事はなさそうだった。
埼玉から帰りの電車の中で友人は言った。
「早稲田の同窓の集まりで何回か彼を施設に見舞ったが、彼はもう(人生が)終わったね」
手紙を書いても返事の来ないのが幾度もあった。
数年が経過して年賀状を整理していて、懐かしさに駆られ手紙を出した。
そしたら何週間か経過した頃、彼の姉を名乗る人から手紙をもらった。
弟は○年前に他界しました。気にかけてくださってありがとうございます、との内容だった。
ソンミ の新曲「Heroine」が盗作疑惑についてもっと触れるつもりだったが、素人の自分ではいくら書いてもラチのあく話にはならない。
他界した友人を思い出したのであえて横道に逸れ、自分たちの楽曲作りに触れて書いてみた。
どんな世界であれ、盗作するのは実に簡単な事である。
同時にこれだけエンタメ曲が溢れていれば、似通った音楽はいくらでも発生するというのを改めて思い知らされた。
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