雨の記号(rain symbol)

先取りの音楽的センス(2NE1)



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グループ2NE1が、ドイツ音楽サイトのトップになった。

先月リリースされた2NE1のアルバム「I´m the BEST」が、25日現在、ビバ オンライン クリップチャートの1位を走っている。2NE1の他にもMBLAQの「モナリザ」が2位、BEASTの「FICTION」が3位になるなどドイツ内でK-POPポップの人気が非常に高い。 2PMの「Hands Up」は45位、新人グループHITT(ヒット)の「Good Night」も50位にランクされている。

一方、先月30日「I´m the BEST」のミュージックビデオは、公開2日ぶりで動画サイト「YOUTUBE」で再生回数160万件以上を記録、ワールドワイド基準で「たくさん見た動画」と「最多お気に入り動画」部門2位になった。
(K-POPニュースより)

 ドイツの音楽サイトでもK-POPの風が吹いている。
 「I´m the BEST」が1位、MBLAQの「モナリザ」が2位、BEASTの「FICTION」が3位とヒットチャートに名を連ね、健闘している。
 ドイツの若者に好まれる音楽の傾向がわかるかと思い、3曲を聴き比べてみた。
どれもメロディーに乗って歌うというより、リズム主体で語るラップ調の音楽のようである。
 ドイツでもこういう音楽が流行りなのか。こんな感じの音楽がチャートの上位を占めているのであろうか。
 同じラップ調でも少しずつ色合いが違う。「FICTION」は男のロマンチック、「モナリザ」は野性味を前に押し出し、まるで異なるイメージを生み出している。歌唱もさることながら、ダンスのすばらしさが音楽の魅力を深めている。
 このダンスがなければどっちもヒットチャートには乗ってこなかっただろう。多様の言語と共有表現のダンスを散りばめ、歌は聴かせるものから見せるものに変わってきつつあるというのを示しているかもしれない。
 「I´m the BEST」は歌を聴き、ダンスを見ていて、「この子いいな」とかの感情はあまりわいてこない。そんなこと考えるのは下種なのだとつい後ろめたさに誘われてしまいそうである。耳を傾けるのは音楽そのものであり、見るのは彼女たちを通じて表現されてくるダンスそのものである。
 歌もダンスも鍛え抜かれて完璧で合理的かつハイセンスである。
 2NE1はアイドルよりアーチストの道をまっしぐらという感じだ。
 しかし僕は彼女らの音楽を愛せそうにはない。今のところ、この子らの音楽にロマンチックを感じないからだ(これからそうなってくる可能性は否定しない)。
 自分がそうだからというわけじゃないが、日本で人気が沸騰するというのは考えにくい。だが、よその国で人気が爆発すれば(特に欧米で)それにつれて日本でも熱烈なファンが沸いてきそうではある。
 質的には間違いなく最高峰に位置するガールズグループのようだが、他のガールズグループとは比較しづらい。拠って立つところが違うようだからだ。しかし、音楽的センスでは2、3年前を行ってる子らといえそうではある。

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