雨の記号(rain symbol)

“熱愛説”のくすぶる二人

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G-DRAGON(BIGBANG)&水原希子、同じパーティーに出席“再び熱愛説”

 韓国の人気アイドルグループ「BIGBANG」のG-DRAGON(26)と日本のトップモデル兼女優・水原希子が同じパーティーに出席した姿がキャッチされた。
 ファッション誌「ELLE KOREA」は先月30日、公式Instagramに「OFF-WHITE&Boon the shop」のコラボレーションパーティーに出席したスターたちの写真を公開した。この日のパーティーはブランド「OFF-WHITE」と「Boon the shop」のコラボレーションラインのローンチを祝うためのイベントで、クリエイティブディレクターのVilgil AblohがパーティーのDJを務めた。
 また、2人のほかにも、「2NE1」CL、「少女時代」ティファニー、俳優イ・スヒョクらも出席していたとされる。
 公開された写真でG-DRAGONはサングラスをしたままシックな魅力を放っている。水原希子もやはりパーティーの雰囲気を楽しむように明るい笑みを浮かべており、視線を引き付ける。2人が同じパーティーに出席したことから、熱愛説が再び加熱している状況だ。…
(エンタメニュースより)



「本当に付き合っているのかな」
「希子はよく韓国に来るね」
「2人の関係、本当に気になる」
「2人共、認めればいいのに」
 二人に関心のあるネットユーザーはこういったさまざまな反応を見せているらしい。
 単なる男女交際を”熱愛”とするのはいささか大げさだが、どちらかの(男女)性(的魅力)を持って芸を売るのを生業(商売)としているのだから、そこに特別な関心を向けられるのは致し方ないところもある。芸はむろんだがその(男女)性にもファンは特別な愛情を寄せて声援を送るからだ。

 分け方として的を射ているかどうかは分らない。ある程度名を成したアーチストやタレントには、流れの中で土着型と漂流型の区分が生じてきても不思議はない。活躍の場、あるいはライフスタイルを意図的に外側(世界を視野)へ拡げていくタイプと現状を成り行きとしてそのまま受け入れていくタイプのことである。

 芸能業、とりわけ名を成したタレントは、住空間や時間で細切れな制約を受けない大きなスパーンで仕事が出来るようになる。仕事の”ON””OFF”を半年置きに切り替えるとかだ。
 そこまでいかなくても近頃は交通網の整備・発達で世界は狭くなった。遠いヨーロッパやアメリカとの行き来もスムーズで楽になった。K-POPのミュージシャンたちが地球の裏側にツアーで出向き、一週間後には自国TVのステージに立っているのも珍しいことでなくなっている。
 
 G-DRAGONと水原希子を見ていると二人ともタイプとして土着型というより漂流型志向が強いように感じられる。
 G-DRAGONの場合、K-POPボーイズ(BIGBANG)のリーダーとして日本を足がかりにアジア、世界へと人気を拡げてしまった結果、彼は自分の意志(望んではいただろう)に関係なくそんな生活を余儀なくされていった印象はある。彼が一年のうち、自国にいるのはいったいどれほどの日数なのか…それを知るのは、住まいも特別だろうし今や関係者だけとなっていよう。
 (BIGBANG)はK-POPアーチストとして世界にもっとも知られていると思われるが、そのせいもあってか、最近のMVに登場する女性たちの多くは白人である。その理由は明らかでないが、彼らの最終目標がアメリカ上陸、アメリカの音楽市場で一流となるためであるならよく分かる(ただし白人コンプレックスは抱えてないのを願う)。

 水原希子のプロフィールを覗いてみると、アメリカ人の父と韓国人の母をもつハーフで国籍はアメリカで、1歳の時に神戸に移り住んだとなっている。それまではアメリカに住んでいたのであろう。
 彼女の年齢からして神戸に移り住んで3年ほどで阪神・淡路大震災を経験している。4つか5つくらいなら記憶に残るか残らないかの災禍だが、それが大きなトラウマとなっている可能性はある。
 しかも、彼女が11歳の時、親は離婚している。彼女たちを引き取ったのは母親の方だった。


 金を稼ぐ手段の乏しい母親に引き取られた彼女たちがどんな苦労をしたかは想像に難くない。母親の同胞らの居住地で助けを借りながら暮らしたかどうかまでは分からぬが、苦労が始まったからこそ母親が娘たちの何に希望を託したかは見えてくる気はする。
 おそらく娘たちの容姿は周囲から瞠目を浴びるほどになっていたのかもしれない。
 親が離婚して二年ほどで彼女はモデルのオーディションに受かった。2003年からモデル活動を始めている。生まれが1990年だから13歳の時からだ。しかし、未成年での飲酒および喫煙が問題となって彼女は3年で契約を打ち切られている。
 つまり、彼女はかなりの不良だったようであるが、生い立ちや生育過程からして、普通の女の子のような普通の仕事についたり生き方をするのは容易でなかったであろう。
 一年ほど活動を休止した彼女は再びモデルとしてカムバックを決意する。親がくれた唯一の財産が幸運にも宝石のようにずば抜けた容姿だったわけだ。これがなければ彼女には転落の貧しい人生しか用意されてなかったかもしれない。


 モデルとしてカムバックした彼女は日本国内の活動だけでは物足りない忸怩たる思いを抱えていたようだ。
 18歳の時には韓国系アメリカ人の同胞を頼ってパリに渡る冒険をしている。「海外のファッション雑誌に出たい」との思いに駆られたようだ。モデルエージェンシーを10箇所ほど回ったという。しかし、180センチ級のモデルがごろごろいるかの地で170に満たぬ身長にアジア人とあってはどこも相手にしてくれなかった。良い返事をもらったエージェンシーもあったが、低身長は最後までたたった。
 日本に戻ってくる時、彼女はさぞかし無念であったろう。

 そんな彼女にとって、世界に向けて出て行こうとしているG-DRAGONはいいよりどころ、恋人以前に癒し的な存在かもしれない。”熱愛”相手の資格として彼女は彼の”下手さ?”加減をボロクソに言ったりしてるようだけど、それこそが二人の親しさの度合いを示していよう。


 韓国へやってくるのはG-DRAGONがいるのもさることながら、母親の祖国でもある。漂流型の彼女にすればこの地も彼女の心を癒す地には違いあるまい。
 
 
 さて、この二人、”熱愛”を認める日はいつ来るのであろうか?
 知らない間に同居、あるいはゴールインなんてこともないとは言えない。
 それには二人(一方でもよい)とももっともっとビッグになり、豪邸をロス(アメリカ)とかに準備するとかしなきゃいけなくなりそうに思われるが…。



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