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2AM&IU日本進出、ジャンルの多様化は成功するのか
華麗なダンスとパフォーマンスのアイドルがK-POP韓流熱風の火付け役になったとすれば、今年は“バラードアイドル”の2AMとIUなど、特色のある歌手が海外進出を控え、どのようにK-POPジャンルの多様化を狙えるかが注目されている。韓国国内ではアイドルとの差別化で成功を収めた彼らだが、果たして海外ファンたちにも通じるのか関心を集めている。
2AMは1月11日、日本でレコーディングした「死んでも話さない」と「笑ってあげられなくてごめん」などが入った日本デビューシングル『Never let you go』の発売を目前にしている。1月24日から29日まで日本の東京、名古屋、大阪で全4回にかけ日本ツアーコンサートを開催する
IUは松任谷由実、宇多田ヒカル、椎名林檎など日本の歌謡界を代表する女性ソロアーティストが多数所属している大手レコード会社EMI Music Japanと手を握り日本進出に臨む。IUは1月24日東京渋谷のBunkamuraオーチャードホールで『IU JAPAN PREMIUM SPECIAL LIVE”』を開催し、2月には日本でアルバムを発売する予定だ。
IUは「私のステージはパフォーマンスがあまりないので心配ですが、私を信じていてくれるファンの皆様のためにも最善を尽くします」と話し気持ちを奮い立たせしっかりとした抱負を伝えた。
(K-POPニュースより)
2AMは兄弟分の2PMと張り合うだけの成果を収めていきそうである。パフォーマンスの派手なところはぜんぶ2PMに譲っているが、彼らの歌唱力は定評のあるところだ。
ただ、日本に出向いてきてバラード曲だけでの勝負は難しい。一定の人気は得ても、曲の持つ熱気や勢いで瞬発的にファンを生み出していく力はどうしても弱いと思われる。ヒットを続けていくのは正直難しいのではないか。そうなれば一人ではなくグループで活動していくきびしさも手伝う。一人なら行くも引くも気ままさがあるが、グループだとそういうわけにいかない。成果が微妙な時はいろんな問題が生じたりしてくることになる。
だが、彼らには歌唱力だけでなく2PMに劣らないダンスの力がある。特にメンバーの一員であるチョ・クオンには、圧倒的なダンステクニックにくわえ、見る者を笑いと興奮に誘うデフォルメの才がある。
「少女時代」「Miss A」「KARA」など人気ガールズグループのいろんなナンバーをこなす彼(彼ら)をいくつも見てきたが、ともかくどれも爆笑ものだ。素人の中途半端なカバーダンスなど足元にも及ばない面白さである。レパートリーの多さにも驚く。短い時間でそれらをどんどんモノにしていってるらしいのには驚きを超えて呆れる(いつも同じものをやってる者は見習うべし)。最近ではKARAの「STEP」があった。チョ・クオンはク・ハラのポジションをこなしたが、これがまた最高の面白さだった。コンサート会場は沸いていた。あれひとつ見ただけでもファンらは充足して帰路についたことだろう。
彼らによるガールズグループのカバーダンスは間違いなくお客を呼べる。
そのような才が彼らのステージに採用されていくなら、コンサートはいつも盛況となっていくだろう。
楽曲もバラード一辺倒でなく、ダンスパフォーマンスを十分に生かせる曲もとりまぜていけば展望は明るくなっていくのではないか。
IUについてはいくぶん不安を覚える。彼女の歌唱力は十代離れしているが、それだけでやっていくのは難しいと見る。
K-POP界でも同じような現象が見られるが、単独の純正アイドルは日本でももういなくなっている。今いるのはAKB48のような間接スタイルのアイドルたちである。
グループの中に所属しながら、その中で人気を競いつつ時にソロ曲も歌っていこうとのスタイルだ。しかし、母体を失ってしまうと糸の切れた凧みたいになってしまう。
IUはここまでアイドルとしてやってこれた稀有な例だが、ギター持って歌ったり、バックダンサーを従えて歌ったりして人気を保ってこれたのは抜群の歌唱力があるからだった。
その歌唱力が日本でも通じるかとなると疑問符を覚えるのである。
「KARA」にしても「少女時代」にしても最初は可愛さや歌唱力で売ったわけではなかった。「KARA」はヒップダンス、「少女時代」は美脚から注目を浴びていったのだ。
「KARA」のダンスを見て、「こんなダンス、よくやるな」と同僚の一人は言った。彼女らをインターネットで見て知っていた者以外は、好奇で下品な見立てから彼女らの歌に入っていったと思う。
しかし、彼女らのヒップダンスは妙に健康的だった。下品な感じがちっともしなかった。子供たちやママたちに人気が出ていったのはそのせいだったろう。
「少女時代」については、もう少し過酷な評価が多かった。
やっぱり同僚は口にしたものだ。
「この連中、ほとんどが整形なんだろう?」
しかし、何度か彼女らの歌を視聴している間に歌そのものをいいと感じていったようである。
あと、片言でも日本語を話す努力を見せていることが好感度をあげていく力となった。ダンスが上手い。歌が上手いはそのあとにきたのだ。大衆の感じ方というのはそういうものなのだ。
IUはどういったところから大衆の関心を集めていくのだろうか。
どんな好奇の目をもかいくぐれるものは日本語によるすばらしい歌だと思われるのだが・・・
「ドリームハイ」主題歌の日本語バージョンにはIUだけが参加していない。単に忙しくて吹き込みにやってこれなかったのか、日本語発音がまだ不十分だったか、そのへんが非常に気になるところである。
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