雨の記号(rain symbol)

韓流”2012年を輝かせた女優たち」から




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 KBS World (ケーブルテレビ)の「世代共感」を見た。
 ユナ(少女時代メンバー)の主演したドラマ”君は僕の運命”でチャン・セビョク(ユナ)の恋敵キム・スビンの父親役で出ていた俳優カン・ソグがMCを務める日曜朝の番組だ。
 そこで2万有余の視聴者アンケートによる”2012年を輝かせた女優たち」のコーナーがあった。
 映画やテレビドラマで活躍した女優をベスト10で選び出し、何人かのゲスト出演者らによって、それらの女優の魅力や人気の秘密にトークで迫ろうとするものだった。

 その順位は以下の通りだった。

1位 ムン・チェウォン(26歳 B型)
2位 キム・ナムジュ(41歳 AB型)
3位 キム・ハヌル(38歳 B型)
4位 ペ・スジ(MissA)(18歳 AB型)
5位 チョ・ユニ(30歳 O型)
6位 ハン・ガイン(30歳 AB型)
7位 キム・ジョンナン(41歳 AB型)
8位 オ・ヨンソ(25歳 O型)
9位 パク・ハソン(25歳 B型)
10位 イ・ボヨン(33歳 B型)

 人気1位となったムン・チェウォンは、2011年パク・シフと共演した「王女の男」でパク・シフと共にKBS最優秀演技賞とベストカップル賞を受賞している。 2012年もソン・ジュンギと「世界のどこにもいない優しい男」で共演して最優秀演技賞とベストカップル賞を受賞した。
 栄えある賞を2年連続で受賞し、彼女は若手女優の代表格になってきた感がある。
 特に大賞を勝ち取ったキム・ナムジュを抑えての1位は価値が高い。

 映画好きドラマ好きで知られるゲスト出演者らのコメントを聞くと、現在、好感を持って迎えられている女優は、単なる若さだけではだめ。演技力が確かで、目の肥えた3、4十代の視聴者を充足させるようでないといけない。それに見合った女優の活躍が光るといった論調に集約された。
 言うまでもないがその筆頭格にキム・ナムジュ(41歳)がいる。キム・ハヌル、イ・ボヨンも30代の中堅。ハン・ガイン、チョ・ユニも30代に乗ってきた。
 昨年も「棚ぼたのあなた」に代表される中年女優の活躍が光ったわけだが、ムン・チェウォン世代が静かに台頭してきているようだ。ハン・ヒョジュ主演の「トンイ」でパク・ハソンは病弱の王妃役を見事にこなし、魅力的な女性像を作り出すことに成功した。
(この女優についてドラマ"音痴クリニック”で共演したユン・サンヒョンは面白い表現を使っている→ドラマ「トンイ」を見て、うちの母が”ああ、こんな嫁がうちに来てくれたらいいな”と言っていた。自分もすごくおしとやかな女性だと思っていたが、実際に会ったらそんな方はいらっしゃらなかった)
 このくだりに触れた時、僕は吹き出しそうになった。「トンイ」でのパク・ハソンの演技にはすばらしいものがあった。30歳くらいのベテラン女優かと思っていたが、25歳と知ってさらに驚いた。ムン・チェウォンに続いてこの女優も大化けしてきそうな予感がする。

 一過性の人気投票だとはいえ、1位と2位にはものすごい開きがある。それほどムン・チェウォンの一位の意味は大きい。
 先にコメンテーターらのほめたキム・ナムジュ世代に代って今年はうんと若返り、ムン・チェウォン世代の活躍が見られるかもしれない。
 コメンテーターらの意見がそろい出す頃には、別のうねりはもう始まっている。どこの世界だってそうだが、こういう時、世の中は新しい風を待望し始めているものなのだ。
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